長らく滞っておりましたが再開していきます。
写真多めでいきますよ~
5日目
午前中はバゴー中心部から近い、洪水常襲地帯を歩きます。
ほぼ毎年、バゴーは洪水の被害を受けます。最近では2011年のものの被害が大きく、9.6mも浸水したとか。
基本的に高床式住居です。一階部分にボートが準備してあったりなかったり。
この地域は比較的豊かでない人が住んでいるようですが、まさに災害と貧困の負のスパイラル関係が垣間見えます。
なんとなく地面が湿っているような印象を受けます。
ID(灌漑局)の職員の方の説明を熱心に聴いています。
お寺のお坊さんにも色々聞きました。災害時には行政だけでなく、寺院が避難場所や物資を提供したりといった役割をもっているようです。
ミャンマーには信心深い人が多いので寄付金が潤沢にあるのでしょう。
まさに現地調査という感じで面白いです。
最後に、我々のほうからもささやかな寄付をさせていただきました。
続いて、ID内務省総務局(GAD)のオフィスへ。オフィスといっても木造の小屋といった趣です。
過去の災害のデータなどを紙媒体で保管してありました。少し前の日本でもそうであったと言いますから、ここも数年後にはすっかり電子化されているのでしょうか。。。
警報を知らせるのに使う拡声器。まさに骨董品です。
続きまして、ITC (Irrigation Technology Center)へ。
灌漑技術センターとでも訳しましょうか。
ご覧ください!
この調査で訪れた中でも、洗練された感じの施設でした。
と思ったら、日本の援助で作られたもののようです。トイレも綺麗でした。(重要)
地盤工学系の実験設備や、
水理模型のようなものも。マリオのコースみたいですが、立派なものです。
なんとなく我々が学んでいる社会基盤学科にありそうなものが多かったです。
最後に集合写真。Kムラ先輩、腹痛のため間に合わず(笑)
さてさて、本日もボートに乗っていきます。
さらに下流のヤンゴン方面に下っていきます。
絶妙なツアーアレンジメントがされております。
YTUの先生方。みなさん親切です!
途中スコールが降りました。非常に激しく降りますが、その分気温も下がります。
長く降る日本の雨よりも案外快適かもしれないです。
若干景色に見飽きた感もありますが、河川工事の跡などを見学して有意義でした。
バゴー川は蛇行が激しく、土壌浸食の問題が深刻になっています。
目的地はKawa(カワ)という村でした。
川岸に着くなり、村人がぞろぞろ集まってきました。
「どこぞの馬の骨や、わしの村やぞ!」
ジロジロ見られ、あまり居心地よくはありません(笑)
最後にお世話になった人々とお別れです。日本からのお土産を差し上げました。
川崎先生曰く、ミャンマーは日本にも劣らないお土産文化だそうです。
この日はヤンゴンへバスで戻って、シーフードレストランでの夕食をもって終了。
このとき食べたロブスター、シャコなどが命取りになるとは夢にも思いませんでした・・・・・・。
つづく