Monday, April 8, 2019

各所訪問・ヒアリングに行きました@初ミャンマー

新M2のやまがみです。

3/16-23にかけてミャンマーのヤンゴンとバゴーを訪れました。川崎Gといえばのミャンマー!ですが実は今まで訪れたことがなかったので、配属丸1年を目前にすべりこみで行くことができました。

滞在は全部で6日間、ヤンゴンに4泊とバゴーに2泊で、YTUの学生と現地調査を行なったり、ワークショップに出席したりと濃密な時間でした。今回の記事では、現地の関係各所への訪問に同行した際のことをレポートします。主にSATREPS事業の成果の共有と、今後へどう繋げていくかというテーマでの議論を聞かせていただき、また個人的なQ&Aの時間も設けていただきました。

17日:Hydro Informatics Center にて Ni Ni先生とミーティング
ミャンマーの水関連事業に関して、技術的にも社会的にも、またリーガル面でも幅広く深い知識を持っていらっしゃるパワフルな先生でした。今回様々な現地の関係者にお会いしましたが、洪水と貧困のサイクルについてや、災害の社会的人為的要因に対する問題意識が特に高かったなと感じます。子供への水教育からハイレベルな会合まで携わる顔の広い先生だからこその説明を聞けて非常に勉強になりました。
先生方。頑張って選んだお土産とともに(チョコではないです)

18日:JICA にて中村さんとミーティング
ミャンマー国内の水関係のステークホルダーやそのプラットフォームが未確立であることや、どのように災害に対して自発的な問題意識を持たせるか、について様々なお話を伺いました。工学を勉強していると、誰がどのように事業を実施するのか、そこでのボトルネックへの理解が追い付かないことが多いですが、その苦労や打開策についての熱いお考えを伺うことができました。

19日:DWIR (Directorate of Water Resources and Improvement of River Systems) にてDGとミーティング
主要なステークホルダーの一つです。断絶されている省庁同士を繋げる努力はCommitteeをはじめ出てきているけれども、Science-basedにはできていないという生の声を伺ったことが非常に印象的でした。また、この日は去年のタイ旅行で買ったタイ柄ズボンを履いてしまっていたがゆえにズボンを5度見くらいされてしまい流石に反省しました。
お土産にマグカップを戴きました。プレミア。
21日:DDM (Department of Disaster Management) にてDGとミーティング
災害発生時の緊急対応にあたる重要な方々です。日本と比較すると緊急対応の体制がまだまだ足りなかったり、一方で市民たちも「洪水と生きる」ことに慣れていたり、課題やジレンマの大きさを感じました。またここでは写真左の通訳さんと、写真右の職員さんと仲良くなれてフォローアップでも色々聞けました。コミュ力が磨かれます。
紅茶はデフォで甘いです

21日:GAD (General Administration Department) にてDGとミーティング
市民に最も近く、治水事業の社会経済的な成功の鍵を握る方々だと思います。データの共有や、タウンシップレベルでの会議等も喜んでアレンジしようととても協力的だったのが素敵でした。私も、学生ながらバゴーの統計データをリクエストしたところすぐ用意してくださったので感動しました。
日中に訪問調査した家の何倍の広さだろう…とキョロキョロしてしまう広さでした。

22日:Bago Regional Department にてミーティング
今までお会いしてきたDGさんも集まり、事業の今後のビジョンについて具体的な議論が行われました。予算や法律的な制限ももちろん視野に入れつつ、Science-basedでどのような提案が挙げられるのか?と言った質問や意見のすり合わせがなされ、国も産学官も越えて連携する意義深さを実感しました。
椅子やシャンデリアがゴージャスな空間でした。

総じて:初めてのミャンマーでしたが、人々の温かさや落ち着きを感じてとても好きになりました。街を見渡すと歴史の名残や開発されている地区が混在しワクワクします。お会いしてくださった皆さま、そして訪問に同行させてくださった川崎先生、ありがとうございました!
おそらくまた縁結びを祈っているしもむー@パゴダ
自撮り好きなYTU学生を見倣って自撮りをしてみた図
会心のおくだイケメンショット@WSの同時通訳室

No comments:

Post a Comment