Monday, October 1, 2018

現地調査@バゴー&ヤンゴン


こんにちは!B4の奥田です。
先日ミャンマー現地調査を行ったのでそのときの様子を紹介します。
今回の調査では、バゴーにおいて海岸研の方たちと一緒にボアの観測をし、ヤンゴンにおいて貧困地域での聞き取り調査を行いました。
ボアとは大潮の際に海から河川へ逆流が起こる現象のことです。今回調査に行った地域ではボアによる浸食が大きな問題となっていました。観測場所へ行くためには車とボートを乗り継ぎ、さらにそこから田んぼの中を歩くというハードな道のりでした。
まるでジャングルクルーズのようでした

転倒して機材を水の中に落とさないように慎重に歩きました

ボアの様子

ボアの観測後は、集落でのドローンの撮影と住民への聞き取り調査を行いました。住民の方々からはボアによる浸食の影響で何度も引っ越しを繰り返してきたという話や浸食が起こる前の集落の様子などについて聞くことができました。また、ドローンの撮影の際には集落の子供たちが大勢集まってきて珍しそうに撮影の様子を見ていました。
ドローンの撮影の様子を見ている現地の子供たち

ヤンゴンでは貧困地域において聞き取り調査を行いました。下の写真は鉄道の線路のすぐわきの土地を不法に占拠して暮らしている人へ聞き取り調査をしている様子です。ヤンゴンはミャンマー最大の都市なので仕事を求めて多くの人が地方からやってきます。しかしながら、家賃が高いため貧困層の人々は家を借りることができず、結果としてこのような場所に住むことになってしまっています。
不法占拠者への聞き取り調査
上の写真の地域以外にも聞き取り調査を行いましたが、やはりもともと住んでいた場所では仕事がないため引っ越してきたという人が多かったです。今後ミャンマーが発展していくとともに、貧富の差はさらに拡大していき、仕事を求めてヤンゴンへやってくる人の数はますます増えるのではないかと思われます。不法な土地にたくさんの人が住み着いてしまうとそこから退去させるのは非常に大変なので、問題がさらに深刻化する前に対策がとられる必要があると感じました。
また、ヤンゴンは日本と比べても遜色がないほど発展している地域がある反面、今回訪れたような貧困地域もあり、バゴーと比べて貧富の差が非常に大きいと感じました。このような問題に対して自分の研究が少しでも助けとなるように今後の研究を頑張っていこうと思います!

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