こんにちは! M1の奥田です。
先月の6/12~17日でミャンマーに行ってきました。今回でなんと4回目です。
今回は現地の学生とのワークショップ、聞き取り調査、農村の訪問等を行いました。
僕からは、ヤンゴンで行った聞き取り調査について紹介します。
今回ヤンゴンで行った調査の目的は僕が卒業論文において行った衛星画像からの建物ごとの収入レベルの推定結果が本当に正しいのかを検証するためのデータを集めることです。衛星画像からの収入レベルの推定結果の例は下の画像のようになっています。この図では、赤い建物が富裕層と推定され建物、橙色の建物が中間層と推定された建物、黄色建物が貧困層と推定された建物です。
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推定結果の例(赤:富裕層、橙:中間層、黄:貧困層)
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今回調査を行ったのはヤンゴンの中心部からは車で1時間ほどの距離にある郊外部です。この地域を調査の対象として選んだ理由は、この地域はヤンゴン中心部と比べて建物が未収しておらず、収入レベルの推定を行うために必要な、衛星画像からの建物の検出の精度が高いためです。ヤンゴン中心部では建物が密集しているため建物の検出がうまくできませんでした。
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調査実施地(赤枠) |
卒業論文においては2014年の衛星画像を利用して推定を行ったのですが、衛星画像の時期から5年近く経過しているということもあり、建物の数がかなり増えていました。そのため、聞き取り調査を行う際には推定結果と現在の衛星画像を見比べ、2014年当時から存在している建物を選ぶようにしました。この地域はヤンゴンの中でも最近になって開発が進んだ地域のようで、ほかの場所から引っ越しをしてきたという人が多くいました。
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聞き取り調査の様子
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今回集めたデータは衛星画像の時期と5年ほど差があるため、単純に推定結果と聞き取り調査から得られた収入とを比較することはできませんが、ほかの指標と組み合わせることで推定結果の検証を行おうと思います。
今回の訪問においても、川崎先生をはじめJICAの方々やYTUの方々には大変お世話になりました。ありがとうございました!
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調査後の夕食時の集合写真 |
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