12月4日から15日までアメリカに行き、ハーバード大学でのワークショップやサンフランシスコでの学会に参加してきました。今回はその中で印象に残った部分について紹介します!
○12/4~8日:ボストン
♦️ハーバード大学でのワークショップ
Harvard Humanitarian Initiative(HHI)という世界的な健康問題や人道支援について研究をしている部署の研究者の方々とのワークショップに参加しました。普段聞く機会のある研究分野とは全く異なる分野の話もあり、とても良い勉強になりました。特に、エージェントベースモデルで遊牧民の移動やパンデミックの広がりをモデリングしている研究が興味深かったです。
また、このワークショップでは自分の研究についての発表も行いました。ハーバードの研究者の方々の前で発表ということで渡米前はかなり緊張していましたが、想定していたよりも和やかな雰囲気のワークショップだったので、そこまで緊張することもなく発表することができました。ハーバードの研究者の方々の前で発表をして意見をいただく機会はめったにないことだと思うので、非常に貴重な経験になりました。
♦️ハーバード大学構内の散策
ワークショップ以外では、川崎先生にキャンパス内の案内をしていただきました。日本の大学との大きな違いだと感じた部分は、フリースペースやカフェのような一息つくことのできる場所がとても多いということです。フリースペースの大きな椅子で足をのばしながらパソコンで作業をしている人が多くいたのが印象的でした。東大にもこんな空間があればいいなと思いました。
豪華なフリースペース |
ハーバード大学工学部の石碑の前での集合写真 |
空き時間には大学構内になる自然史博物館を見に行きました。大学内の博物館とは思えないほど展示が充実していて驚きました。特に面白いと思ったのはガラスでできた植物の標本です。言われなければガラスで作られているとは気づかないほど精巧に作られていました。
ハーバード自然史博物館 |
ガラスで作られた植物標本 |
♦️川崎先生のお宅でのホームパーティー
また、ボストンでは川崎先生の自宅に招待していただき、川崎先生の奥さまが作ってくださった料理をご馳走になりました!おいしい料理を食べながら、普段はなかなか聞くことのできない先生のご家族のお話を聞くことができて非常に楽しかったです。お忙しい中準備をしていただき、本当にありがとうございました!
〇12/9~15日:サンフランシスコ
♦️学会でのポスター発表
サンフランシスコでは、AGUという学会に参加しました。会場についてまず驚いたのがその広さです。とても広いホール内にポスターを張るための板が何列も並んでおり、国際学会の規模の大きさを実感しました。
会場の様子(午前中の早い時間に撮ったのでまだあまり人はいません) |
ポスターでの発表内容は深層学習により、衛星画像から建物ごとの収入のレベルを推定するというもので、Global Environmental Changeのセクションでした。僕のポスターが割り振られた列は人通りが多く、たくさんの人が話を聞きに来てくれました。初めての国際学会だったので緊張していましたが、多くの人と研究内容について議論し、様々な意見や感想を聞くことができたのはとても良い経験になりました。
ポスターについて説明している様子 |
ポスター発表以外の時間には、ほかの人のポスターや口頭発表を見にいきました。これだけ多くの研究内容を一度に見ることのできる機会はそうそうないので、自分の研究内容に近いものからそうでないものまでたくさんの発表を見にいきました。僕がやっている研究に近いことをしている研究もいくつかあり、今後の展開を考えていくうえで良い刺激になりました。
♦️UCバークレー訪問
川崎先生が調整をしてくださり、UCバークレーにも行くことができました。PhDの学生の方の山火事発生時の避難シミュレーションの研究について説明を受けたり、土質系の研究室を見学させていただいたりしました。こちらはボストンのように寒くなく、キャンパス内には多くの植物や芝生の広場等もあり、とても過ごしやすいキャンパスだと感じました。
これを踏むと成績が下がるといわれており、学生たちは避けて歩いているそうです |
UCバークレーの門での記念撮影 |
今回のアメリカ出張は準備しなければいけないことが多く大変でしたが、それ以上に得るものが多く、非常に密度の濃い12日間でした。貴重な機会を与えてくださった川崎先生をはじめ、現地でお世話になったすべての方々に感謝します。ありがとうございました!!
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