7月1日
4日目になりました。この日は今回の調査のメインディッシュといっても過言ではない、バゴー川の調査に行きます。
我々日本人チームとYTUの学生、教員を交えた20人超の編成です!
観光バスを貸しきっていくのですが、すっかり修学旅行気分です。
ちなみに、ミャンマーで走ってるバスのほとんどが日本製の中古です。
途中、おもしろい一枚が撮れました。
最初の目的地は、Zaung Tu Weir (ザウントゥ堰)。
バゴー川中流域に位置しており、ここで川を堰きとめ、運河に水を回しているようです。
付属施設で現地の灌漑局の方が地図を使って説明してくれます。
河川研+海岸研のメンバーで一枚。
続いて、近くの貯水池を見学。写真中の塔で水位を計測しているそうです。
水門気象観測所も設置してありました。雨量などのデータを自動的に記録しているそうです。
このような施設はバゴー川流域にも数箇所あるらしいですが、今後は観測地点間のネットワーク構築を進めて生きたい、とのことでした。
こちらでも灌漑局の方が案内してくれました。この男性は三重大学で修士・博士を修めたそうです。
さて、お待ちかねのクルーズです。ライフジャケットを着て船着場に降ります。
こういう船やバスのアレンジもYTUの人たちがしてくださったそうです。感謝。
2艇で行くのですが、日本人とミャンマー人で綺麗に分かれてしまいました。
のどかな田園風景の中をバゴー川は蛇行して流れていきます。
時間がゆっくり過ぎていきます。
今回ご一緒させていただいた、小高さん。なんとタイに6年間住んでいた経験があるそうです!
ところどころで河岸の侵食が目立っていました。土砂流出、土地現象をふせぐために、蛇行部分のカーブを緩やかにする工事がなされたそうです。
バゴーはミャンマーでも有数の稲作地帯。洪水が頻発する地域でもありますが、洪水によって肥沃な土砂が供給されてきた結果でもあるのでしょう。
市街地に近づいてくるとゴミが目立つようになりました。
市街地中心部で船を降り、一同で寺に行きました。割と有名な、シュエターリャウンパヤー。
巨大な寝仏がいました。ご利益ありそうですね。
ここで集合写真。昼間は短パン、ジーンズなどを履いていた彼女たちも民族衣装に着替え、熱心にお祈りをしていました。
どういうわけかミャンマーの大学では女性がほとんどです。
夕食は、日本人チーム、YTU、灌漑局と共にしました。
ミャンマーの女性は全くといっていいほど飲酒しません。
この日もおいしくミャンマービールをいただきました。
けっこうストイックに飲んだので、この通りムラ先輩も出来上がってます。
明日は、バゴー市内の集落を訪れたあと、バゴー川をさらに下っていきます!
文 ヨネシン
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