本日をもって今回の現地調査の全日程が終了しました!
今朝東京に戻ってまいりました。
お疲れ様でした!!
しかし、ブログの方はビハインドしているので、今日はラオスの4日目についてです。
この日(1月9日)はインタビューの予定がなかったので、ビエンチャン近郊(といっても車で2時間強くらいの距離)のダムを見学してきました。
これがとても巨大でそれはもう海のようなスケールで、ラオスにも海があったのかと思わせるくらいのスケール感でした。
詳しいことは後程。
まずはダムにつくまでの道中のことをお伝えします。
まずはこのコーン飲料!
道中にラティコンさん(1日目の記事で紹介した川崎先生の教え子)がくれたました。
冷たいコーンスープをイメージしていただけるといいのですが、日本のコーンスープよりもずっとあっさりしていて飲みやすく、日本で売ればヒットしそうなレベルのクオリティでした。
とてもおいしいので、ラオスに行った際にはぜひお試しあれ!
続いて、コーンの後で申し訳ないですが、道中によったガソリンスタンドのトイレ。
トイレットペーパーがないんですね~
焦りました、ほんとに。
ことの前に気づいたので良かったのですが、危ないところでした。
右にある水をうまく使うようですが、日本人にはなかなかレベルが高いです。
さて、そうこうしているうちにダムに近づいていって川が出てきました。
川にかかっている橋の幅が車一台分しかなく、向こう岸の様子を伺いながら進んでいく感じが面白かったです。
そしてついにダムに到着しました。
この写真では分かりにくいですが、かなり大きいです。
地図で見てみると、こんな感じです。
Google mapから抜粋 |
Nam Ngum Reservoirと書いてある青い部分です。
首都のビエンチャンの面積(赤い部分)と比較するとその大きさが分かります。
具体的な表面積は370 km 2であり、これは東京ドームで言うと7914個分に相当します。
もう少しいうと、東京23区の総面積が623km2ですので、半分以上が水に沈んでしまうというようなスケールです。
でかいです。
このダムの建設には、この講座に寄付をしてくださっている日本工営の久保田豊さんが関わっていたそうです。
こんなダムを作ってしまうなんてすさまじくすごいです。
貯水池は海みたいなもので、遊覧船なんかも出ているわけです。
下の写真はその船の中でのものです。船内で食事も取れます。
もう、ここはラオ屈指の観光スポットになっているようです。
そして、船が3,40分ほど走ると、貯水池の中にある島に着きました。
そこは本当に海に浮かぶ孤島のようで、海岸(みたいなもの?)もありました。
もう完全に海でした。ジェットスキーも楽しめるようです。
島には人も暮らしているそうです。
ダムの中に人が住んでいるなんて想像もできないですね。
そしてなんと、この貯水池には刑務所もあるそうで、絶対に脱獄できないですねきっと。
是非マイケル・スコーフィールドを移送してほしいです。(プリズンブレイク見ていない方には伝わらなくてすみません。)
とにかくそんなスケールでした。
そんな大規模なスケールのものを見た後に、灌漑用の水路を見ました。
その光景は50年前の日本の農家(50年前を知りませんが、イメージで)のようなこころが和む光景でした。
いまでもすべて手作業で田植えをしていて、本当に小さな子供も含めて一家全員で農作をしていました。
女の子の笑顔がとてもかわいかったです。
水路もすべて手作業で作られていましたが、絶妙な勾配がつけられていて見事に機能していました。
川崎先生も現地感が出ています!
最後に、こんな変な野菜(あるいは果物?)をラティコンさんが紹介してくれました。
名前をなんというか忘れてしまいましたが、
梨のような食感で、みずみずしく、少しだけ甘い味がしました。
ラオスの方はおやつにこれを食べているそうです。
こうして、ラオスの観光地やローカルな部分を満喫できた一日でした。
貯水池のスケールには驚きましたが、それとともに、この水の下には数多くの集落が水没しているのだなと思うと、シビルエンジニアの影響力の大きさと、責任の重さを実感として少し感じることができたように思います。
東京にいると、損益の部分は数字としてしか見ることができません。
お金というインディケーターに統一することで様々な分野における影響を総合的に考慮することができるようにはなりますが、一方で数値に形が変わってしまうことで見えなくなってしまうものもあります。その部分を少しでも理解できたのではないかと思います。
そしてこの夜にバンコクに旅立ちました。
次回はバンコク編です。
ご期待ください。
それでは。
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