Saturday, August 13, 2016

現地調査@アヌラーダプラinスリランカ その2

沖研究室の修士1年神谷です。引き続きの投稿になります今回は、8月12日(こっちの時間では今日です)の活動についてです。

今日は午前中から公共機関・政府機関の方と面会し、自分たちの研究や現地における問題に関しての情報交換を行いました。どこを訪れても見るからにお忙しい中、我々の研究に絡んで非常に積極的に意見を出してくださいました。
まずはNational Water Supply & Drainage Board(≒水道局)の方々との面会。
コンピュータソフトを積極的に活用する非常に先進的なオフィスでした。
こちらはDistrict Secretariat(≒県庁)の方々との面会。
こちらの方々が現段階で取り組んでいらっしゃる災害対策に関して非常に面白い話が聞けました!
District Secretariatで災害対策を担当されている方(左)にデータを提供してもらうGouriさん(中央)。
右の男性は今日一日ずっと案内を務めてくださった方です。

その後昼食をはさみ、午後は街中を案内していただきました。アヌラーダプラはスリランカの中でも古くから仏教都市として栄えた地であり、1000年以上前に発展した灌漑技術は中国や日本にも影響を与えたといわれています。そのため今でも仏教や灌漑に関する様々な歴史的遺産が残されています。
また、アヌラーダプラは五月の洪水での浸水がひどかった地域でもあり、この日は河川の近くに住んでいる家々を訪ねてみました。昨日訪れた村とは異なり、選択や水浴びなど河川を利用した生活を送っているようでした。

Kuttam pokunaという沐浴場。古くからの灌漑技術ともかかわっているようです。
通り過ぎただけですが、Thuparama DagobaとJetavanarama Dagoba
遠くからでもよく見える仏教遺産です。
川の近くに住む方との交流。
5月の洪水の際は膝の高さほどまで水位が上昇したようです!

今日感じたこととしては、なんといっても人との交流は研究に非常に大事であるということです。様々な立場の方々の意見を伺ってみると、得られる情報の種類はかなり違ってきますし、地域住民の方々の純粋な意見は研究の方向性を正す事にもつながっていると思います。

明日はまた別の村で活動を行う予定です。どのような風景に出会い、どのような新発見が得られるか、楽しみにしたいと思います。

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