Wednesday, March 1, 2017

ミャンマー滞在1/4(ハガ)

こんにちは、川崎グループB4の芳賀です。
現在ミャンマーで記事を書いております。ヤンゴンのネットカフェで半分ほど書き、バゴーのホテルで完成させました。

僕は幸運なことに、川崎先生からミャンマーに1ヶ月ほど滞在する機会を頂き、今から遡ること2週間、2月13日にヤンゴンに到着しました。3月15日までミャンマーで生活する予定となっています。
今回は僕のミャンマー滞在の最初の8日間について取り上げます。

1.「ビザが足りない!?」
最初の8日間と言いましたが、まず出国直前についてのエピソードから。
卒論の追い込み時期の1月31日、ミャンマー大使館を訪れビザを申請しました。
数日後ビザを受け取って安心してのですが、出発直前(確か2月10日頃)になって、もらったビザをもう一度みてみると......

Duration:28days

えっ!

31日間滞在予定なのに28日分のビザしか発給されていませんでした。
YTU(Yangon Technological University) からの招待状を出した時点で教育ビザが発給されるものと思い込んでいたのですが、どうも実際に発給されたビザは研究ビザだったようです。

で、どうするか。聞くところによると、出国時に罰金を払うのが一番簡単なやり方だそうですもちろん正当なやり方としては、政府のどこかへ行って延長手続きをすることですね。僕がどうするかはまだ決めていません。

2.2月13日ー2月16日
 この4日間は基本的に他の日本側メンバーがいなかったので、一人で行動orミャンマー人と行動しました。
2月13日は成田ーヤンゴンの直行便に乗ったのですが、途中から隣席の方と話が盛り上がりその方と同行していた方を紹介していただきました。ミャンマー人を採用するためにミャンマーへ向かっているのだそうです。日本に帰ってきたら食事をおごってくださるとか。帰国後の楽しみが増えました。

 上:飛行機内から撮影したバゴー川


上:近代的な装いのヤンゴン空港第一ターミナル

 ヤンゴンの空港からは、出迎えに来てくれたCo Bobo(Coは「さん」みたいな称号)と彼のいとことの3人で行動を共にしました。YTUに行って諸々の準備を済ませたあと市内へ出かけ夕食を取り、ミャンマーで使える携帯を購入しました。携帯は18,000KでこれにSIMが5,000K、日本円にして合わせて2000円強です。これで通話やSMSが出来るようになりました。
 初日の夕食はもちろんミャンマーフード。Co Bobo の行きつけの店に連れていってもらいました。10歳前後と思われる子供も働いています。見た感じですが、日本の子供よりかなり大人びて見えました。
 
 2月14日 省略

 2月15日はYTUの水グループの学生部屋にお邪魔した後、翌週行われるSATREPSゼミ(東大など日本側の教員も参加)に向けたプレゼン練習現場に誘われ、ついていきました。開始時刻になっても3人くらいしかいません......20分位したころ始まりましたが、5人くらいしかいない......更に10分くらいしてやっと増えてきました。ミャンマーですね。

 その後は、先月日本に来ていたMa Su Wai(YTU学生、Ma も「さん」のような称号) のおじさんが運転する車にMa Su wai、Co Banyar Oo(YTU学生)、そしてWin先生(Saryama Win、YTU准教授)と同乗しました。日本じゃ考えられない組み合わせです。大学教員が教え子の親戚の車で送迎してもらうということが、世界の一部では行われているわけです。ミャンマーいいですね。ちなみにWin先生には僕の滞在中いろいろと気を遣って頂いており、感謝の念が尽きません。

Win先生を送迎してもらったあと訪れたヤンゴンのシンボル、シュエダゴンパゴダです。写真が上手くとれていませんが、綺麗な写真を見たい方はネットで。

教室や先生の部屋が並ぶYTUのメインビル


3.2月17日ー2月20日 水質調査
 2月15日にラルフさんが到着したのに続き、2月16日に東北大の小森先生と櫻井さんがヤンゴンの地に降り立ち、翌17日午前から水質調査が始まりました。

上:ラルフさんの奮闘とそれを眺める小森先生

 写真のように下水をひもつきバケツでくみ上げ、大腸菌と重金属汚染の度合いを調べます。大腸菌は、採取した原液を希釈して試験紙に取り込んだ後一定時間培養し、大腸菌がまとまっているコロニーの数を測るそうです(僕は直接測っていないので詳細は分かりませんが......)。
 重金属に関しては採集した原液を東北大に持ち帰り技官の方に分析してもらうそうです。あの水の分析とはお気の毒です。

 我らが川崎先生も水採集をしました。先生は昨年雨季に続き2回目だそうです。水質調査は先生・研究員・学生の区別なく、全員での共同作業です。回を重ねるごとに一人ひとりのスキルも徐々に向上し、優れたチームワークも相まってかなり順調に作業が進んだように思います。

もちろん僕もやりました。実はこの写真出来ているYシャツを購入する過程では一悶着あったのですが、これは次回。

 10m近い高い橋から水を採取したりもしました。臭いはお世辞にも心地よいものではありません。
  このような感じで水質調査が4日間にわたりとり行われました。採集する場所場所で、現地の人が興味深そうに眺める視線を強く感じました。誰もミャンマー語で説明する能力を持ち合わせておらず、現地の人に伝えられなかったことが心残りです。本来であれば僕あたりが簡単なミャンマー語を操れるようになるべきなんでしょう。わかっています。


おまけ


日本で言うと東海道本線に相当する路線。最大の都市ヤンゴンと首都かつ第三の都市であるネーピードー、第二の都市であるマンダレーを結んでいます。
少し歪んでいるような気がしなくもない。


2月21日以降の様子は次回。お楽しみに。






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