Monday, December 30, 2019

超大国アメリカ

こんにちは、M2の下村です。私も12/4~15にかけてアメリカへ出張させていただきました。ほかの皆さんが時系列で詳しく系てくれているので、私は思い出に残ったことを中心に書いていきたいなと思います。印象深かった順なので順序がぐちゃぐちゃですが、あしからず。

①出張中二回の発表

発表の準備が急遽変わり動揺しつつ発表

ポスター発表は一日目で終了
ボストンではハーバード大学の研究者の前で、サンフランシスコで開催されたAGUではポスターで発表するという貴重な体験をさせていただきました。私は洪水と貧困の悪循環というテーマで発表しました。6月から7月にかけて一か月ミャンマーに滞在した際(詳しくは以前のブログで)に収集したデータを使用して、世帯の収入レベルを基に洪水が住民に与えた被害や影響の差を分析しています。ハーバードではフィリピンで似たような研究をしている方とお話しでき、AGUではWFP(国連世界食糧計画)といった国連機関の方にも興味を持っていただけたのがとても刺激的でした。


②海外大学訪問
今回の出張では、川崎先生がハーバード大学とUCバークレーを案内してくださいました。世界トップレベルの大学を見学でき、みんな興奮。どちらの大学も施設がとても充実していました。


↑ハーバードの図書館。ハリーポッターのような重厚感のある図書館で、皆さんとても集中して勉強されてました。「東大生は入学当初は優秀なのに入学してからはあまり勉強しない」と聞いたことがありますが、確かにそうかもなと思い身につまされる思いでした。



↑こちらはバークレー内にある展示場。世界遺産を空・地上などいろいろな角度から眺められるゲーム?説明書きは特になくただいじっているだけでしたが、映像がきれいで面白かったです。YMGMさんが楽しそうにコントローラーを握っていますね。


③アメリカの博物館
ボストンで、ボストン茶会事件博物館に行きました。博物館自体は小規模でこじんまりしているのですが、とても凝った演出をしてくれるので面白かったです。

当時の衣装を着た係員さんも一緒にぱしゃり
まず博物館の係員?の方はみなさん当時の衣装を着ています。そして一人ずつアメリカ独立に関係した歴史上の人物を割り当てられ、ボストン茶会事件前夜を私たちも追体験できるという仕様になっていました。


茶を海に投げ捨てる瞬間
そのあとは、当時実際にイギリスからアメリカへお茶を運んでいた船の中を見学します。ボストン茶会事件さながらに、お茶が入った箱を海に投げ入れることができてみんなで体験しました(ひもで括り付けてあるので、海に投げた後は次の人が投げられるよう黙々と回収)。その後は独立戦争のムービーを見るのですが、これも当時の人の視点になって、戦争へ家族を送り出す人々の心情も描いているのが印象的でした。
今年ヨーロッパ旅行に行った際も感じたのですが、欧米の博物館はムービーやゲームを駆使して来館者がよりリアルに当時の雰囲気を味わえるようにしている気がします(もちろん全部に当てはまるわけではありません)。歴史に関しては、恐竜や動物の展示などと違って特にほかの国の人にとって理解することが難しい部分も多いように感じます。日本の博物館は最近行っていないのでどうなっているかわかりませんが、せっかく日本の文化に興味を持って観光しに来てくれる人も増えているので、外国語対応を増やすとかだけでなく展示の仕方から工夫すればもっと多くの人に楽しんでもらえるのではないかと思ったりしました。


④日本車の流通
最後になりますが、私が驚いたこと。それはぼーっと外を眺めていると、日本車を多く見かける一方でFordなどのアメリカ車はそこまで多くないように感じたことです。トヨタはともかく、特にホンダをよく見かけるのには驚きました(ミャンマーではホンダのバイクが多かった)。そういえばホンダは北米への輸出に力を入れていた気がしたなと思い調べてみたところ、「ホンダ、自動車ブランド評価1位」という記事を見つけました。

ホンダの車
これはアメリカの自動車評価会社ケリー・ブルー・ブックが調べたものだそうですが、アメリカでのホンダ人気がうかがえますね。そしてトランプ大統領が日本との貿易交渉で自動車の関税にこだわるのもよくわかる。


アメリカで感じたことをつらつらと書いてしまいましたが、今回の出張ではボストンとサンフランシスコしか訪問しなかったものの超大国アメリカの格差を垣間見たように思います。やはり他の国に実際に行ってみないとわからないことが多いので、社会人になっても海外旅行する余裕は持ちたいな…と思いました(笑)そして英語を勉強しないと
最後になりますが、川崎先生には、長期にわたって様々な経験をさせていただいたことに感謝しています。ありがとうございました。


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