Tuesday, December 31, 2019

Visit to US [December 4th - 15th]

Hi, this is Moiz, D3 student in Kawasaki Research Group. In this post I'd like to write about my recent visit to US from December 4th to 15th. The purpose of this visit was to present at a seminar at Harvard University arranged by Kawasaki-sensei and to present my poster at AGU (American Geophysical Union) Fall Meeting 2019. So, I got to visit two states this time i.e. California and Massachusetts.


  • December 4th - 8th - Massachusetts
  • Harvard University Campus
    I had always wanted to visit famous universities such as Harvard and MIT, so I was pretty excited about this trip. On the first day, we had a quick tour of the campus and it looked like something out of a movie. The architecture of the buildings had a very striking resemblance to those from movies such as Harry Potter, especially with a blanket of white snow on top. 

    Harvard Campus
    Another interesting thing about Harvard's campus was that it seemed significantly lively. There were a lot of common spaces always filled with students or researchers. In fact, these common spaces made one feel as if they were at home. I guess a comfortable environment is really necessary to enhance one's ability to think creatively.


    Seminar at Harvard University

    Kawasaki-sensei kindly arranged a seminar at CGA (Center of Geographic Analysis) for me to present my research related to robust energy planning. The title of my talk was 'Integrating Geospatial Technologies with Advanced Hydrological Models for Robust Energy Planning' (more details available here). Although, I was pretty excited about this talk (being at Harvard) I was pretty nervous as well since this talk was the longest I have ever delivered (up to 1 hour). Nonetheless, I think I was able to engage in a pretty interesting discussion with the audience and received several interesting comments on how to improve the hydropower site selection tool that we previously developed (published here).

    Seminar at CGA, Harvard University
    Additionally, I was also able to participate in a workshop associated with the Harvard Humanitarian Initiative (HHI) with other members of the Kawasaki Research Group gave very interesting presentations along with others from Harvard. It was interesting to see how GIS is being used in so many different ways across different research areas and it also gave me several ideas on how I can improve my tool as well.


    Massachusetts Institute of Technology
    On the last day, I was able to meet with an alumni from Meguro Lab at The University of Tokyo, who is currently at Florida International University doing his PhD. Coincidently, he was also in Boston at the same time and was kind enough to show me around Boston and visit the campus of MIT with me. As an engineer and academic, visiting MIT had always been a dream. Right, across the road from MIT we could also see the beautiful skyline of Boston.

    MIT Campus

    Boston's Skyline



  • December 9th - 15th - California
  • AGU Fall Meeting 2019
    Since this was my second time attending AGU, I better able to navigate through its schedule with a huge number of interesting presentations. This time I was also able to meet several researchers whose research I've been following very keenly over the past several years. I think the discussion with these researchers really helped me to think about the next steps in my research with a possibility of collaboration.

    Also, this time several people came to see my poster. It did however seem this research area (role of lapse rates in distributed hydrological models) hasn't been fully explored yet and very few researchers are working on it at this moment. It was also pretty lucky that Prof. Yang Kun from Tsinghua University (also alumni of The University of Tokyo) attended my poster presentation and gave me several interesting suggestions for my research in Snow Hydrology.

    Poster Presentation at AGU
    Additionally, I was able to catch up with several other recent alumni from our lab who were also attending AGU and discuss what kind of research or work were they up to.


    Visit to UC Berkeley
    Kawasaki-sensei also arranged a visit to UC Berkeley, which was pretty exciting as I've met several people back in Pakistan who graduated from this university. We also got a glimpse of what kind of different projects are researchers working on over there.

    UC Berkeley's Campus

    Posters at the Department of Civil and Environmental Engineering

    San Francisco
    Despite the busy schedule, luckily I could make some time to have a look around San Francisco. Unfortunately, the weather was pretty cloudy so it was difficult to get a good shot of the Golden Gate Bridge which was pretty much completely covered with fog.

    Golden Gate Bridge

    Close up view (surrounded by fog)
    It seemed like most people prefer to use cars in San Francisco since the streets were always lined with parked cars. The steep streets of San Francisco also looked like something out of several famous movies. It would make sense however to use a car here instead of traversing these steep slopes on foot.
    Steep streets of San Francisco

    Lastly, I could also enjoy eating Halal burgers at several places, something I really missed in Tokyo due to my food restriction. I was very surprised to see many places selling halal burgers in the US including the campuses of most universities.
    Halal Burger at San Francisco
    All in all, I had a really great time in these 2 weeks, especially since more people from our research group joined this time and I got to visit several famous universities. I'm very thankful to Kawasaki-sensei for creating such an interesting opportunity.

    Monday, December 30, 2019

    超大国アメリカ

    こんにちは、M2の下村です。私も12/4~15にかけてアメリカへ出張させていただきました。ほかの皆さんが時系列で詳しく系てくれているので、私は思い出に残ったことを中心に書いていきたいなと思います。印象深かった順なので順序がぐちゃぐちゃですが、あしからず。

    ①出張中二回の発表

    発表の準備が急遽変わり動揺しつつ発表

    ポスター発表は一日目で終了
    ボストンではハーバード大学の研究者の前で、サンフランシスコで開催されたAGUではポスターで発表するという貴重な体験をさせていただきました。私は洪水と貧困の悪循環というテーマで発表しました。6月から7月にかけて一か月ミャンマーに滞在した際(詳しくは以前のブログで)に収集したデータを使用して、世帯の収入レベルを基に洪水が住民に与えた被害や影響の差を分析しています。ハーバードではフィリピンで似たような研究をしている方とお話しでき、AGUではWFP(国連世界食糧計画)といった国連機関の方にも興味を持っていただけたのがとても刺激的でした。


    ②海外大学訪問
    今回の出張では、川崎先生がハーバード大学とUCバークレーを案内してくださいました。世界トップレベルの大学を見学でき、みんな興奮。どちらの大学も施設がとても充実していました。


    ↑ハーバードの図書館。ハリーポッターのような重厚感のある図書館で、皆さんとても集中して勉強されてました。「東大生は入学当初は優秀なのに入学してからはあまり勉強しない」と聞いたことがありますが、確かにそうかもなと思い身につまされる思いでした。



    ↑こちらはバークレー内にある展示場。世界遺産を空・地上などいろいろな角度から眺められるゲーム?説明書きは特になくただいじっているだけでしたが、映像がきれいで面白かったです。YMGMさんが楽しそうにコントローラーを握っていますね。


    ③アメリカの博物館
    ボストンで、ボストン茶会事件博物館に行きました。博物館自体は小規模でこじんまりしているのですが、とても凝った演出をしてくれるので面白かったです。

    当時の衣装を着た係員さんも一緒にぱしゃり
    まず博物館の係員?の方はみなさん当時の衣装を着ています。そして一人ずつアメリカ独立に関係した歴史上の人物を割り当てられ、ボストン茶会事件前夜を私たちも追体験できるという仕様になっていました。


    茶を海に投げ捨てる瞬間
    そのあとは、当時実際にイギリスからアメリカへお茶を運んでいた船の中を見学します。ボストン茶会事件さながらに、お茶が入った箱を海に投げ入れることができてみんなで体験しました(ひもで括り付けてあるので、海に投げた後は次の人が投げられるよう黙々と回収)。その後は独立戦争のムービーを見るのですが、これも当時の人の視点になって、戦争へ家族を送り出す人々の心情も描いているのが印象的でした。
    今年ヨーロッパ旅行に行った際も感じたのですが、欧米の博物館はムービーやゲームを駆使して来館者がよりリアルに当時の雰囲気を味わえるようにしている気がします(もちろん全部に当てはまるわけではありません)。歴史に関しては、恐竜や動物の展示などと違って特にほかの国の人にとって理解することが難しい部分も多いように感じます。日本の博物館は最近行っていないのでどうなっているかわかりませんが、せっかく日本の文化に興味を持って観光しに来てくれる人も増えているので、外国語対応を増やすとかだけでなく展示の仕方から工夫すればもっと多くの人に楽しんでもらえるのではないかと思ったりしました。


    ④日本車の流通
    最後になりますが、私が驚いたこと。それはぼーっと外を眺めていると、日本車を多く見かける一方でFordなどのアメリカ車はそこまで多くないように感じたことです。トヨタはともかく、特にホンダをよく見かけるのには驚きました(ミャンマーではホンダのバイクが多かった)。そういえばホンダは北米への輸出に力を入れていた気がしたなと思い調べてみたところ、「ホンダ、自動車ブランド評価1位」という記事を見つけました。

    ホンダの車
    これはアメリカの自動車評価会社ケリー・ブルー・ブックが調べたものだそうですが、アメリカでのホンダ人気がうかがえますね。そしてトランプ大統領が日本との貿易交渉で自動車の関税にこだわるのもよくわかる。


    アメリカで感じたことをつらつらと書いてしまいましたが、今回の出張ではボストンとサンフランシスコしか訪問しなかったものの超大国アメリカの格差を垣間見たように思います。やはり他の国に実際に行ってみないとわからないことが多いので、社会人になっても海外旅行する余裕は持ちたいな…と思いました(笑)そして英語を勉強しないと
    最後になりますが、川崎先生には、長期にわたって様々な経験をさせていただいたことに感謝しています。ありがとうございました。


    Friday, December 27, 2019

    初めての国際学会 in USA

    こんにちは! M1の奥田です。
    12月4日から15日までアメリカに行き、ハーバード大学でのワークショップやサンフランシスコでの学会に参加してきました。今回はその中で印象に残った部分について紹介します!

    12/4~8日:ボストン

    ♦️ハーバード大学でのワークショップ
    Harvard Humanitarian Initiative(HHI)という世界的な健康問題や人道支援について研究をしている部署の研究者の方々とのワークショップに参加しました。普段聞く機会のある研究分野とは全く異なる分野の話もあり、とても良い勉強になりました。特に、エージェントベースモデルで遊牧民の移動やパンデミックの広がりをモデリングしている研究が興味深かったです。

    また、このワークショップでは自分の研究についての発表も行いました。ハーバードの研究者の方々の前で発表ということで渡米前はかなり緊張していましたが、想定していたよりも和やかな雰囲気のワークショップだったので、そこまで緊張することもなく発表することができました。ハーバードの研究者の方々の前で発表をして意見をいただく機会はめったにないことだと思うので、非常に貴重な経験になりました。

    ♦️ハーバード大学構内の散策
    ワークショップ以外では、川崎先生にキャンパス内の案内をしていただきました。日本の大学との大きな違いだと感じた部分は、フリースペースやカフェのような一息つくことのできる場所がとても多いということです。フリースペースの大きな椅子で足をのばしながらパソコンで作業をしている人が多くいたのが印象的でした。東大にもこんな空間があればいいなと思いました。


    豪華なフリースペース


    ハーバード大学工学部の石碑の前での集合写真

    空き時間には大学構内になる自然史博物館を見に行きました。大学内の博物館とは思えないほど展示が充実していて驚きました。特に面白いと思ったのはガラスでできた植物の標本です。言われなければガラスで作られているとは気づかないほど精巧に作られていました。


    ハーバード自然史博物館

    ガラスで作られた植物標本

    ♦️川崎先生のお宅でのホームパーティー
    また、ボストンでは川崎先生の自宅に招待していただき、川崎先生の奥さまが作ってくださった料理をご馳走になりました!おいしい料理を食べながら、普段はなかなか聞くことのできない先生のご家族のお話を聞くことができて非常に楽しかったです。お忙しい中準備をしていただき、本当にありがとうございました!


    12/9~15日:サンフランシスコ

    ♦️学会でのポスター発表
    サンフランシスコでは、AGUという学会に参加しました。会場についてまず驚いたのがその広さです。とても広いホール内にポスターを張るための板が何列も並んでおり、国際学会の規模の大きさを実感しました。

    会場の様子(午前中の早い時間に撮ったのでまだあまり人はいません)

    ポスターでの発表内容は深層学習により、衛星画像から建物ごとの収入のレベルを推定するというもので、Global Environmental Changeのセクションでした。僕のポスターが割り振られた列は人通りが多く、たくさんの人が話を聞きに来てくれました。初めての国際学会だったので緊張していましたが、多くの人と研究内容について議論し、様々な意見や感想を聞くことができたのはとても良い経験になりました。

    ポスターについて説明している様子

    ポスター発表以外の時間には、ほかの人のポスターや口頭発表を見にいきました。これだけ多くの研究内容を一度に見ることのできる機会はそうそうないので、自分の研究内容に近いものからそうでないものまでたくさんの発表を見にいきました。僕がやっている研究に近いことをしている研究もいくつかあり、今後の展開を考えていくうえで良い刺激になりました。

    ♦️UCバークレー訪問
    川崎先生が調整をしてくださり、UCバークレーにも行くことができました。PhDの学生の方の山火事発生時の避難シミュレーションの研究について説明を受けたり、土質系の研究室を見学させていただいたりしました。こちらはボストンのように寒くなく、キャンパス内には多くの植物や芝生の広場等もあり、とても過ごしやすいキャンパスだと感じました。

    これを踏むと成績が下がるといわれており、学生たちは避けて歩いているそうです

    UCバークレーの門での記念撮影


    今回のアメリカ出張は準備しなければいけないことが多く大変でしたが、それ以上に得るものが多く、非常に密度の濃い12日間でした。貴重な機会を与えてくださった川崎先生をはじめ、現地でお世話になったすべての方々に感謝します。ありがとうございました!!

    Wednesday, December 18, 2019

    成長だらけの二週間@AGU参加記

    M1の西原です.
    先日,12/4~15にアメリカに出張し,サンフランシスコで開催されたAGU2019などに参加してきましたので,そのときの様子や感想を日記形式で記したいと思います.


    出発前
    AGUという学会があることを知ったのは,今年の初め,ミャンマーでの移動中の車内だったと記憶しています.そこで川崎先生から卒論の内容を磨き上げれば発表できるチャンスをいただけると聞き,海外の学会での発表を研究室に入った時からの目標としていたこともあり,嬉しい反面どのくらいのレベルが要求されているのかなどの不安もありました.

    その後夏休みをはさみ,モチベーションが下がってしまう時期もありましたが,HHI(Harvard Humanitarian Initiative)で発表する機会(後述)も与えられたことで11月後半は大学にこもりながら準備を進めてきました.
    出発前のポスターづくり

    1日目~5日目(12/4~8) @Boston

    今回のアメリカ出張は,前半にボストンで川崎先生の研究室訪問やHHIでのセミナーを行い,後半にサンフランシスコでAGUに参加するというスケジュールでした.

    1日目に移動した後,2日目はハーバード大学の構内を川崎先生に案内していただきました.ハーバード大学はボストン市郊外のとても落ち着いた雰囲気のところにあり,街全体が大学構内のような感じさえ受けました(実際に大学の建物は散らばっていて,また大学周辺にはお土産屋がたくさんあります.街中でもeduroamが飛んでいます!).案内を受けるなかで強く印象付けられたのは,私立大学ということもあって寄付によって建てられた建物が多いということ,そしてその建物の質がとてもよいことです.具体的には顧問スペースの数の多さ,セミナールームの数の多さ,椅子や机の豪華さ,コーヒーメーカーなどのアメニティの充実度など数え上げたらきりがありません.また最近ではリモート作業ではなく大学に足を運んでもらうための仕掛けの一つとして,キッチンなども充実させているようです.

    ハーバード大学構内を歩く

    ハーバード大学構内のキッチン.IKEAのモデルルームのよう
    3日目にはHHI(Harvard Humanitarian Initiative)でセミナーを行い,HHIの研究者と私たちの研究内容を互いに発表しあい,意見交換を行いました.HHIは世界的な健康問題を扱っている学科であり,工学的なアプローチから研究を行っている我々とは全く違うといってよい分野の方々ばかりでした.しかし互いに質問をぶつけあうなかで,今までとは違った目線からの質問が多くあり,自分の発表以外の時間も大変勉強になりました.ただ,ネイティブの英語を聞き取ることはとても大変でした...座談会みたいなアットホームな雰囲気だったので多少は落ち着いて話すことができたと思うのですが.
    とにかく,ハーバード大学の研究者の前で発表を行い,セミナーを行ったという経験は一生の思い出になりました.
    HHIでの発表の様子.差し入れのお菓子やコーヒーで机が埋まっています.

    6日目~10日目(12/9~13) @San Francisco
    アメリカ大陸の東端から西端に移り,後半はサンフランシスコで行われたAGU2019に参加しました.聞くところによると数万人以上の参加者がいて,自然科学分野では世界最大の学会だそうです.会場のコンベンションセンターであるMoscone Centerは改装されて新しく機能性に優れていました.

    私は12/12,4日目の朝にポスター発表をしました.内容は多目的ダムと発電ダムを持つ流域での洪水時操作の最適化,という題で,Water Energy Nexusセクションに振り分けられていました.ポスター発表では同じセクションの発表者や,隣接セクションのOral Convenerのお偉いさんからも質問を受け,説明の真意が伝わったかどうかは不明ですが何とか対応することができました.
    私の研究周りに関する全体的な感想は,水力発電(水エネルギー問題)では気候変動を考慮してマクロに分析している研究が多いということ,また一流域での分配モデルを作成する研究群では各ステークホルダー間の影響を整理するという研究が多く,(Oralでは結果や詳細なモデルの条件より世界観の紹介に重きを置いて発表していることもあったでしょうけど...)具体的にどのように最適化を行っているかという部分はあまり見えませんでした.ただ自分の周りの研究者がどのようなレベルでどのようなアプローチで研究しているかが分かったので,帰って論文を漁ってみようと思います.

    研究まわり以外での全体的な感想としては,AGUではポスター数やオーラルセッションの数があまりにも多く,自分の研究に近い発表を探すことがそもそも難しいため,タイトルだけではなく詳細な部分まで予習してから見に行かないとハズレが多いなという印象を一番受けました.事前にプログラムを見て入念に計画を立てればよかったのですが,ほとんど当日朝に計画していた今回は効率の悪い回り方をしてしまったのかなという反省があります.学会慣れが必要ですね...

    ポスターの説明をする
    学会の合間にはサンフランシスコの街を歩いたり,おいしいものを食べたりして過ごしました.レストランはだいたい東京の2倍くらいの値段しますが,アメリカ料理,メキシコ料理,南部料理,ラテンアメリカ料理など日本ではなじみの薄いエスニック料理をたくさん食べられて大変満足でした!
    SF発の人気バーガー,Super Duper

    準備期間が長かったこともあり,今年最後にして最大のハイライトとなった二週間でした.先生をはじめこのような機会をくださったすべての方々に感謝します.ありがとうございました!

    今回の参加メンバーと先生

    Tuesday, December 17, 2019

    ハーバード潜りとAGU

    こんにちは!M2のやまがみです。
    12/4〜15にかけてアメリカに行き、様々な経験をさせてもらいました。
    今回は特に印象に残った部分を紹介したいと思います!

    ◆ボストン編(12/4-8)

    ①Workshop on Disaster and Conflict Resilience @HHI

    人道支援に多角的にアプローチするHarvard Humanitarian Initiative(HHI) にて、現地の研究員の方々と一緒にレジリエンスに関するワークショップを行いました。
    ホームページを覗くと、聞いたことのあるプロジェクト(DisasterNet-Philippinesなど)にも関わっており、どのような知見を得られるのかとても心待ちにしていました。
    https://hhi.harvard.edu/

    先方の発表テーマは:
    • 不確実性のもとでの放牧民の移動モデリング
    • パラメータ操作のできる仮想パンデミック
    • 災害への備えの度合いに関する特徴量分析
    • レジリエンスのステークホルダー分析とアプローチ
    とミクロ〜マクロ、手法もアンケート〜シミュレーションと幅広かったです。

    特にAgent Based Modelingにより、モデリングされた個々人の行動の計算を繰り返すことで、時空間的に全体のトレンドを分析できる点は、自分の研究を応用する先にも繋がりそうだなと考えながら聞いていました。


    さて、私もハーバードの研究者の方々の前で研究発表をするという非常に貴重な経験をさせていただきました。

    興味を持ってもらえて嬉しかったとともに、せっかくのワークショップという形式なので、HHIの方々のようにもっとインタラクティブに発表できればよかったなと反省もしました。
    差し入れにRice Krispiesがあって歓喜してました :-D


    ②ハーバード潜り・巡り

    川崎先生に、ハーバード内の様々な場所へ連れて行っていただきました。
    個人的には、
    • 大学関係者でないと入れない図書館
    • ドラマSUITSでよく出てきたHLS
    • 就職先の先輩も通うHBS
    • ADBで尊敬する方も通ったHKS
    で特にテンションが上がりました!!

    みんなAirPodsでかっこよかったので欲しくなりました

    ホテル?!と思うほどの内装の豪華さ、、スペースの使い方の贅沢さ、、ソファのふかふかさ、、圧倒的な財力を感じました、、。
    また、あちこちにコーヒーメーカーがあり、私も(迷子になりながら)完全にハーバード生の顔をしてコーヒーを戴きました。

    やはり身の回りの環境や居心地は、いつの間にか自分の当たり前となって、価値観を作るものだと思います。(選べるときは)自分の居場所をそのような観点で選ぶことも大切ですし、周りを変えていく・作っていくことも惜しみたくないなとぼんやり考えました。


    ③ボストンの街

    2-3月にもMITを訪れたのですが、相変わらず寒かった…

    特に思い出深かったのは、川崎先生のご自宅にお招きいただき、ホームパーティをホストしていただいたことです!

    とても美味しいご馳走をふるまっていただき、なかなか聞けない先生と奥さまのお話を伺ったり、二人のお子さまが仲良く遊んでいたり、とても楽しく賑やかな会でした!
    アメリカの住宅街の雰囲気も感慨深かったです。

    ご家族の皆さま、本当にありがとうございました!

    主役はプーさんでした。
    (ご家族入りの写真の代替です)


    ◆サンフランシスコ編(12/9-15)

    ④AGUでポスター発表

    私にとっては初国際学会・初ポスターでした。
    今回はNatural HazardsのセッションでAssessing Long-term Effects of Multiple Flood Risk Management Strategies under Climate Change Scenariosというテーマでの発表でした。

    セッション自体はHydrologyなどと比べると人通りが少なく、
    最初こそ不安でしたが、多くの人が足を止めて話を聞いてくれました。

    聞きに来てくれたのは水文分野やハザード評価系の方が多く、細かな議論ができて面白かった一方で、問題意識や全体の流れに最も共感してもらえたのは、途上国関連のプロジェクトに携わる方やSocio-Hydrologyに関心のある方々だったと感じました。

    短い時間でしたが、様々な角度から議論が深められて非常に有意義な経験でした。


    ⑤AGUで様々な研究に触れる

    25,000人を超える参加者ともあり、ポスター・オーラルともに幅広い分野の研究発表に触れることができました。

    @Moscone South

    自分の研究としては、様々な分野の研究を統合しながら、より社会に役立てやすいメッセージを生むためのものであるため、
    • Global Environmental Change
    • Uncertainties
    • Science communication
    • Science-based decision making
    • Socio-hydrology
    • Disaster Risk Reduction
    と言ったセッションを中心に見ました。
    それそれの分野での最先端や新しい試みを勉強できたことはもちろん、これを経て自分の研究の立ち位置を改めてときほどいて理解することができました。


    ⑥UCバークレー訪問

    先生が調整してくださり、UCバークレーを訪問しました。
    ノーベル賞を受賞しないと駐車できないところ

    山火事が深刻なカリフォルニアですが、PhDの学生が避難行動の研究を紹介してくださりました。学部で水害時の避難に関する研究をしていたため、手法や考え方もとても興味深かったです。

    土質系の研究室を紹介していただいたりmKiwiという配達ロボットが運転しているのをみたり、普段の研究生活ではあまり目にしない工学に触れることができました。


    ⑦サンフランシスコの街

    ホテルから会場までの道のりや街中を何度か歩いたのですが、キャットコールや(おそらく)ドラッグ売買、ホームレスといった社会問題・大きな貧富の格差を目の当たりにしました。なかなか考えさせられます。

    また、シリコンバレーで働く友達と会い、サンフランシスコの街を少しだけ案内してもらいました!

    楽しみにしてたオイスター!!

    ゴールデンゲートブリッジ!Thanks Andy :-)
    *天気が悪かったのですごく加工しました

    ブログもそこそこ長くなってしまうほど、てんこ盛りな12日間でした。
    機会を与えてくださった川崎先生をはじめ、準備や現地でお世話になったすべての方々に感謝します。
    ここまで読んでくださりありがとうございました。




    Tuesday, November 26, 2019

    初めての学会発表!@ダム工学会研究発表会

    こんにちは.M1の西原です.
    先日11/21(木)に令和元年度ダム工学会研究発表会があり,そこで卒論の内容を発表しましたので,その様子を紹介します.
    発表会の様子

    会場は千代田区の星稜会館でした.私は学会と聞くとどこかに遠征するものというイメージがあったため,緊張感なく当日朝まで普段通り過ごしていました.しかし会場に着くと40名以上と想像以上の聴衆がいらっしゃり,私が最初の発表者ということもあり緊張感が高まりました.
    私が発表者です

    今回,私は「カスケード発電ダム群のモデル化と,洪水時操作の最適化の検討」という題目で発表を行いました.発表内容の詳細は割愛しますが,卒論の成果に現在進めている研究を上乗せした内容となっており,まだまだ研究の途上にある,というスタンスで発表を行いました.発表後はコンサルティング会社や国交省の職員方から貴重なご質問をいただき,また講評においても発電ダムの治水利用というテーマが現在ホットな話題となっているとのコメントをいただき,今後の研究へ向けて大きな励みとなりました.
    しかし発表内容については,やはり中途半端な感じが伝わっていたようで,また詳しい計算結果についても肝心な部分が伝わりきらなかった印象があり,それらの反省点は次回の発表の際に生かしていこうと思いました.

    Wednesday, November 20, 2019

    My First Flood Survey in Myanmar

    Hello, everyone! This is Liu Chang writing about my first time of flood survey in Myanmar.
    Thanks to the help and support from all my loving friends and families, I continued my PhD study here in the same lab, so three more years to spend together!

    Shortly after my formal enrollment in this university, I went to a ten-day flood survey in Myanmar from Oct. 21st to Oct. 30th. Our target region is mostly near Bago villages and Bago city. With the help from students from Yangon Technological University (YTU), the survey was carried out quite smoothly despite of the hot weather (34 degrees).

    The first morning, we gathered together at YTU office and took a lecture from Shrestha-san, who is responsible for this survey. According to him, the data from survey will be extremely useful for developing risk curve in agriculture. All this had made the survey more exciting and meaningful.
    Having a lecture from Shrestha-san

    Because it was the first time of my flood survey in another country, everything seems to be so new to me. The most impressive parts were the hot weather and kindness of people. As we are taking survey in some rural area in Bago region, most houses didn't have airconditioners, some even in lack of electricity. This made me sweat all day long under the sunshine. Students from YTU kindly provided some hats and umbrella to me. Without that I may not be able to make it till the last day.
    Me wearing a hat under the sun

    The pagoda where we had lunch
    Another impressive point was the kindness of people. All of them were so cooperative and kindly offered us precious information regarding to the damage of past flood event. Nearly every house kindly invited us to have some dessert and fruit. I ate from one to another, without knowing the name or material of a lot of dessert. But they were really delicious and suitable for the hot weather. We tried to take some break during lunch and had a lot of delicious Myanmar food (sadly I still don't know all of the food names). Thanks to Bo Bo san, you always organized everything nicely.
    Delicious lunch of our group

    Although some houses were not in good condition, and some of them even suffered from flood every year. The situation was still better than I first imagined. Generally it's like 20 years ago in my hometown in China. Considering the fast development of Asian countries these years, I believe Myanmar has great potential in economic development.

    The last afternoon, I took half day off and visited Myanmar National Museum and a lovely Church nearby. Myanmar has a long and great history lasting over 900 years. Hope I could learn some Myanmar language next time when I travel there. And in the end I wanna share some sightseeing photos with you.
    Saint Mary Catholic Church

    Ancient pillar of Kanbawza Thadai Golden Palace

    Exhibition of Budda Statues