Thursday, September 8, 2022

初めての学会発表!

川崎グループM2の安藤です.9/5~7まで京都に行ってきました! 学部生の頃,私は洪水が常襲する途上国での洪水被害に関する研究をおこなってきました.特に教育年数や性別などの個人属性に着目して,洪水被害を分析しました.私の研究では,洪水被害を特徴付ける指標として,個人の収入損失に着目しました.分析の結果,農村部の女性を除いて,教育年数が長くなるほど,収入損失が小さくなることがわかりました. この結果を,卒論の最終発表で社会基盤学科の皆様にオンラインでお伝えすることはできましたが,日本全国で自分の成果を発表できる機会が欲しいと思い,水文水資源学会に参加することにいたしました. 本学会は,下図のような京都大学宇治おうばくプラザで行われました.
京都大学に訪れるのが初めてで,かつ非常に大きなホールで皆の前で発表するという機会がなかったので,非常に良い経験となりました.水文学の専門家が多く発表を聞いている中で,まだ水文学に関する知識もそこまで深くない自分が発表するのは非常に緊張しました. また,発表では同大学の生研に所属している山崎先生の発表が特に印象的で,既存の論文の形態にとらわれず,オピニオン論文として,新たな枠組みを設定することで,より多くの論文提出の機会を提供できるようになるとのことでした.一般的な論文の形式とは外れてしまいますが,非常に価値の高い主張というのは数多く存在すると思うので,このような通常の成果だけではなく,様々な論点での発表機会を与えてくださる本学会は非常に有意義だと感じました.下図が本学会の発表の様子です.
さらに,他にも,水文学の専門家の私にとっては非常に難しく感じる発表から,数人の学科同期の発表も聞くこともでき,非常に多くのことを学べました. この発表会場が宇治にあり,近くに平等院鳳凰堂があったので,学会が始まる前の空いている時間に平等院鳳凰堂も訪れ,日本の歴史や京都の風情も感じることができ,個人的には大満足の3日間でした.
最後に,このような貴重な学会発表に機会を提供してくださった,水文水資源学会の会員の皆様,このような機会を提案してくださった川崎先生に非常に感謝しております! 最後まで読んでくださり,ありがとうございました!

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