Monday, January 11, 2016

現地調査―ラオス3日目―

こんばんは。三度ミカイです。
今日も熱帯夜のバンコクからお伝えします。


予告通りラオス三日目の記事です。





この日は、またまたラオ政府の方にお話を聞いていただきました。




初日の省とは異なり、Ministry of Energy and Minesというところにお邪魔しました。
この省では、水力発電施設に関しては、全体のプランニングというよりかは、個々のプロジェクトを細かく見ていくという立ち位置のところでした。








ラオスでのミーティングのなかで、このミーティングが最も苦労しました。







というもの、この部署の哲学が、最も私たちのコンセプトと離れているからです。







私たちの研究のコンセプトは、個々のプロジェクトに限定しない視野を大切にし、全体を俯瞰して、全体として合理的な決定ができるようなシステムを考えるというものです。
全体を考えるためには、現状では個々のプロジェクトを見る時のような精度では見れず、どうしても計算式の部分であったり、想定として近似しているものといった部分が粗くなってしまいます。

したがって、個々のプロジェクトを見るような視点(これはもちろん大切で、この視点なくしては成り立ちませんが、一方でこの視点に拘泥していると全体が見えなくなってしまうこともあります。)で私たちのシステムを見ると、どうしても計算の粗さばかりに目が行ってしまい、コンセプトの部分が十分に伝わりにくくなってしまいます。













この日のミーティングでは、データに関してえぐいほど突っ込まれて、説明がとても大変でした。
それでも、改善すべきポイントであったり、多様な視点からの見え方を知ることができたことはとても収穫でした。




こんな感じでやってきました。




一番右の方は、とても頭の切れる方で、データや計算方法に関して、実際の経験を交えて様々なアドバイスを下さいました。
右から二番目の方は比較的私たちの研究に賛同して下さり、ツールに関してもいい評価をして下さいました。






二時間以上にも及ぶロングミーティングのあとに集合写真もとりました。
時間を割いていただきありがとうございました。















さて、この日の夜も実はもうおなじみのベンさんと夕飯を食べました。


この日はベトナム料理の屋台のような形式のお店に行きました。
まさにローカルな雰囲気で、とてもワクワクしましたし、とてもおいしかったです。







写真中央にある肉の棒みたいなやつを葉にくるんで食べるスタイルでした。














ここまでは川崎先生もご一緒だったのですが、
やはりご多忙でしたので、先生はこれで切り上げて、私とベンさんだけでラオスの夜を散策しました。









まずはこれ。アジアの夜といえばナイトマーケット!




なぜかとにかくたくさんの衣類が売られていました。
それ以外はわりと普通のマーケットでしたが、ラオスの人の気質か、他の国のような激しい客引きはなく、値段交渉もほとんどありませんでした。










そして、メコン川沿いのビアバーでベンさんとさしのみをしました。
暖かい風がここちよく、開放的な雰囲気でとても気持ちよかったです。





















そして帰り道の河川敷。
バイクで暴走している少年たちの集団に出くわしました。







可愛くピースしてますが、彼らは危うく人を引いてしまうかのような勢いで河川敷を暴走していました。
ベンさんいわく、最近の若い世代は10代前半から酒とたばこをはじめ、夜中はバイクで走りまわる生活をしているそうです。
性の乱れも進行しているようで、この国の将来が不安です。










というなぜか社会的なコメントでしめることになりましたが、これが3日目でした。
4日目はミーティングがなく、近くのダムを見学にいきました。
次回はその様子をお伝えします。

それでは。



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