Monday, December 18, 2017

雄物川現地調査

こんにちは。B4の中村です。
ふと気付いたら1か月に3回のペースでブログを書いています(笑)
飽きずに読んでいただけたら幸いです。

さて、今回は12月2日の雄物川現地調査について
お伝えしたいと思います。

雄物川は秋田県南部にある1級河川です。
全国有数の穀倉地帯を支える恵みの川である一方、
地形的に洪水が起きやすいため様々な河川改修が行われてきました。
今回は、大仙市から秋田市にかけて雄物川を観察してきました。



スタートは大曲駅。
大曲は花火大会で有名なので、ご存知の方も多いかと思います。
私は行ったことがないのですが、いつか見に行きたいです!

まずは大曲捷水路を見に行きました。
かつては大曲駅のすぐ近くで、屈曲していた雄物川に丸子川が合流していました。
そこで、洪水時の疎通能力を高め、丸子川との合流点をずらすために大曲捷水路が計画されました。

大曲捷水路

写真からもお分かりいただけるように、
12月の秋田は非常に寒く雪が積もっていました!

そしてこちらは現在の雄物川と丸子川の合流地点です。
右が雄物川、左が丸子川です。

雄物川と丸子川の合流部

もう少し下流に進むと玉川との合流地点があります。
玉川は雄物川の最長の支川です。玉川温泉の強酸性水が流れています。

玉川

玉川と雄物川の合流地点もぜひとも見てみたかったのですが、
非常にアクセスしにくく、果敢にも雪が積もっている中進んでいたところ
側溝にはまってしまったため引き返しました…。
怪我しなくて良かったです…(^^;)

玉川合流後の雄物川です(神宮寺)。

神宮寺にて


次に見たのは強首輪中堤
強首地区の集落は、蛇行する雄物川に巻かれるように形成されており、古来から洪水の甚大な被害を受けてきました。
連続堤の整備には時間がかかるため、この地区は輪中堤によって守られています。

白鳥発見!

強首輪中堤

正面が強首の市街地で、実は右側と左側は堤防なのですが、
雪のため大変分かりにくい写真となってしまいました。


雄物川の中でも特に蛇行している地点です(雄和)。

雄和にて

お昼は秋田空港で親子丼を食べました。
比内地鶏おいしかったです!

比内地鶏の親子丼!

谷底平野の終点で、狭窄部になっているところです(雄和)。

雄和の狭窄部

椿川船着場

椿川船着場です。
雄物川ではカヌーも楽しめるようです。
雄大な川を満喫できそうです!
そして日が傾いてきています…。


ついに雄物川放水路まで到着しました。
雄物川はかつて秋田市街地の中を流れていましたが、秋田市を洪水から守り、河口港の港湾利用を高度化するために、雄物川放水路が整備されました。
現在は雄物川はこの放水路を通り日本海に流れ込んでいます。

雄物川放水路


ところで、河口付近でカエルの像を見つけました。

ももさだカエル(全体像)

名前はももさだカエルです。
 昔の新屋浜のにぎわいにカエル
 事故やけがなく無事カエル
 ゴミを捨てずに持ちカエル
という願いをこめて建立されたそうです。

ももさだカエル(アップ)


とうとう河口に到着しました!

雄物川の河口

やはり大きな川の河口は迫力があります。
真っ暗になる前に着いて良かったです!

河口から見た雄物川放水路


雄物川と旧雄物川の分岐地点には新屋水門があります。

新屋水門(旧雄物川側)

新屋水門(雄物川側)

老朽化により平成23年に改築されたものです。
思っていたより川の流れが速かったです。


今日の最終ポイントである旧雄物川の河口付近です。
旧雄物川は運河として利用されています。

旧雄物川の河口

セリオンタワーに登りました。
なんと地上100mの展望台に無料で登ることができます!

秋田市の夜景!

秋田市街地を見るところまでを目標としていましたが、
夜になってしまいました。
でもきれいな夜景が見れたので良しとします(笑)



今回は雄物川の中流部から河口まで調査してきましたが、
興味深いものをたくさん見ることができ、楽しかったです。
これからもっといろんな川を見てみたいです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。



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