Tuesday, November 26, 2019

初めての学会発表!@ダム工学会研究発表会

こんにちは.M1の西原です.
先日11/21(木)に令和元年度ダム工学会研究発表会があり,そこで卒論の内容を発表しましたので,その様子を紹介します.
発表会の様子

会場は千代田区の星稜会館でした.私は学会と聞くとどこかに遠征するものというイメージがあったため,緊張感なく当日朝まで普段通り過ごしていました.しかし会場に着くと40名以上と想像以上の聴衆がいらっしゃり,私が最初の発表者ということもあり緊張感が高まりました.
私が発表者です

今回,私は「カスケード発電ダム群のモデル化と,洪水時操作の最適化の検討」という題目で発表を行いました.発表内容の詳細は割愛しますが,卒論の成果に現在進めている研究を上乗せした内容となっており,まだまだ研究の途上にある,というスタンスで発表を行いました.発表後はコンサルティング会社や国交省の職員方から貴重なご質問をいただき,また講評においても発電ダムの治水利用というテーマが現在ホットな話題となっているとのコメントをいただき,今後の研究へ向けて大きな励みとなりました.
しかし発表内容については,やはり中途半端な感じが伝わっていたようで,また詳しい計算結果についても肝心な部分が伝わりきらなかった印象があり,それらの反省点は次回の発表の際に生かしていこうと思いました.

Wednesday, November 20, 2019

My First Flood Survey in Myanmar

Hello, everyone! This is Liu Chang writing about my first time of flood survey in Myanmar.
Thanks to the help and support from all my loving friends and families, I continued my PhD study here in the same lab, so three more years to spend together!

Shortly after my formal enrollment in this university, I went to a ten-day flood survey in Myanmar from Oct. 21st to Oct. 30th. Our target region is mostly near Bago villages and Bago city. With the help from students from Yangon Technological University (YTU), the survey was carried out quite smoothly despite of the hot weather (34 degrees).

The first morning, we gathered together at YTU office and took a lecture from Shrestha-san, who is responsible for this survey. According to him, the data from survey will be extremely useful for developing risk curve in agriculture. All this had made the survey more exciting and meaningful.
Having a lecture from Shrestha-san

Because it was the first time of my flood survey in another country, everything seems to be so new to me. The most impressive parts were the hot weather and kindness of people. As we are taking survey in some rural area in Bago region, most houses didn't have airconditioners, some even in lack of electricity. This made me sweat all day long under the sunshine. Students from YTU kindly provided some hats and umbrella to me. Without that I may not be able to make it till the last day.
Me wearing a hat under the sun

The pagoda where we had lunch
Another impressive point was the kindness of people. All of them were so cooperative and kindly offered us precious information regarding to the damage of past flood event. Nearly every house kindly invited us to have some dessert and fruit. I ate from one to another, without knowing the name or material of a lot of dessert. But they were really delicious and suitable for the hot weather. We tried to take some break during lunch and had a lot of delicious Myanmar food (sadly I still don't know all of the food names). Thanks to Bo Bo san, you always organized everything nicely.
Delicious lunch of our group

Although some houses were not in good condition, and some of them even suffered from flood every year. The situation was still better than I first imagined. Generally it's like 20 years ago in my hometown in China. Considering the fast development of Asian countries these years, I believe Myanmar has great potential in economic development.

The last afternoon, I took half day off and visited Myanmar National Museum and a lovely Church nearby. Myanmar has a long and great history lasting over 900 years. Hope I could learn some Myanmar language next time when I travel there. And in the end I wanna share some sightseeing photos with you.
Saint Mary Catholic Church

Ancient pillar of Kanbawza Thadai Golden Palace

Exhibition of Budda Statues

Tuesday, November 19, 2019

ミャンマーでの聞き取り調査(4ヵ月ぶり5回目)

こんにちは! M1の奥田です。
10月27日から11月4日までミャンマーのバゴーで調査をしてきました。早いものでミャンマーに行くのは今回で5回目です。

今回の目的は過去の洪水による浸水被害や農業への被害についての調査を行うことでした。調査の際にはヤンゴン工科大学(YTU)の学生に協力してもらい、住民への聞き取りを行いました。
調査の様子
調査を行った10月末はすでに乾季のため、本来であれば雨は降らないはずですが、今回の調査の時期にはベンガル湾で低気圧が発生していたようで夕方ごろに強い雨に降られることが多かったです。そのため、聞き取り調査中に雨に降られることもありましたが、雨宿りをさせてくれるだけでなく、お菓子を出してくれる家もありました。ミャンマーには優しい方が多いです。

雨宿りをしているときに出してくれたお菓子

また、今回は調査が早めに終わった日に、バゴー唯一のショッピングモールに行ってきました。ショッピングモールの中はかなりきれいで、上層階にはカラオケや映画館もありました。想像していたよりも立派なショッピングモールだったので驚いたとともに、ヤンゴン以外の地域もだんだんと発展してきている様子を感じることができました。

ショッピングモール内部の様子

各フロアの説明

上層階にはテラスがあり、バゴー市街を見渡すことができました。遠くにはパゴダ(仏教寺院)も見えています。


このような調査は現地の方の協力なしでは行うことができないものであり、毎回の調査に献身的に協力してくださるYTUの方々には感謝してもしきれません。今回もありがとうございました!

調査を手伝ってくれた方々との記念撮影

Monday, November 18, 2019

徳島初上陸!

こんにちは!M2の下村です。私も奥田と同じく、徳島市で開催されたGIS学会に参加させていただきました。タイトルの通り私にとって徳島訪問は初であり、刺激の多い出張でした。今回はGIS学会と徳島での思い出について書いていきたいと思います。

①GIS学会
初めての学会での発表ということもあり結構緊張していたのですが、今回のGIS学会は比較的こじんまりとした学会で学生による発表も多かったためリラックスして臨むことができました。

発表する虎前

こんな感じで普通の教室での発表でした。しかし聞いている方は他分野の方が多く、質疑応答ではいつもと異なる角度からのコメントをいただきとてもいい勉強になりました。
またGIS学会では農業や観光といった全く違う分野の発表も多く、私も興味があったのでいろいろな教室に行ってみました。しかしある教室ではプロジェクターの不具合からかスライドの3/4ほどしか投影されないというハプニング…。大事な結果の部分が映し出されないことも多く、発表している方々も少しテンションが下がっているようでした。ある意味自分の発表より印象に残りました。

②徳島市と徳島県
続いて徳島について。
徳島市は想像以上に河川が身近な都市でした。

徳島市の河川

こんな感じで河川沿いにデッキがあり、地元の中学生がたむろしていました。しかし、徳島市で感じたこと、それは市内に観光スポットが少ない…!

徳島県観光マップ
(出典:http://www.fukupon.com/leisure/kankou/
徳島といえば渦潮や大歩危・小歩危、祖谷が有名かと思いますが、すべて徳島市から離れている&徳島市に入らなくてもこれらの観光スポットに行ける(はず)。私の独断と偏見によるかとは思いますが、四国を観光する際はどこか一つの県に行くよりも複数の県を周遊することが多そう。徳島県に観光する人自体は多くても、徳島市で宿泊する人は比較的少なくなってしまうのかなと思いました(松山市と比較すると、徳島市では宿泊施設が少ないような気もした)。
県内の観光施設を生かしつつ、市内での宿泊などを増やす工夫をして徳島市に人が集まるようにすればより活気あふれた街にならないかな、と思った徳島出張でした。

変わりつつあるもの,変わらないもの


こんにちは!M1の西原です.
10月末から1週間ほど,ミャンマーのバゴーで調査を行ってきましたので,その時の様子を紹介したいと思います.

今回は自身4度目のミャンマー出張だったのですが,今回は1週間すべてバゴー周辺の農村部でのアンケート調査となり,農村部の人々の暮らしに多く触れることができました.
そのなかで,今回は「変わりつつあるもの」と「変わらないもの」に分けて農村部のいまの暮らしを少し紹介したいと思います.

下の写真は,収穫したイネの高さを測っているYTUの学生の写真です.今回の調査の目的は,詳しくは言えませんが過去の洪水と今年の洪水の被害規模の比較を行う,というものでした.被害規模は家屋の被害と水田の被害に分けられますが,今回の調査では8年前の洪水や昨年の洪水を受けて家屋を木造からコンクリート造に工事を行ったという世帯が多く,また水稲についても洪水に強い品種(?)に変えたという話もありました.
このように,洪水が起こるたびに人々は洪水に対して被害を最小限に抑えられるようハード面の対策を徐々に変えつつあることがよくわかりました.
イネの高さを測る
続いて,下の写真はバゴー周辺の農村部の小さな商店で撮った写真です.KBZ-Payは銀行口座と連携してQRコード決済を行うシステムらしく,4か月前に訪問したときは全くなかったものが町や村のいたる商店で見かけられました.ここまでのスピードと規模で広がりを見せているということは,政府などによる強権により行われているのだろうと推測しましたが,実際その通りでなかなか使用には至らず,評判も悪いとのことです.

ミャンマーの田舎にもキャッシュレスの波が

下の写真はSanwin Makinとよばれるミャンマーの伝統的なケーキです.こちらはとあるお宅でアンケート調査を行ったときに作っていたもので,写真には写っていませんが薪を組んで蒸すという伝統的な方法で調理が行われていました.味はいかにもセモリナ粉を使ったものらしい味がしました.この味は,電気を使って調理すると出せない味なのでしょうか...

ミャンマーの伝統的なケーキ,Sanwin makin 

今回の調査ではYTUの学生に大変お世話になりました.彼らは毎日1時間以上かけてヤンゴンからバゴーまで調査に来ていただき,酷暑のなかの調査でもほとんど文句を言わず明るく接してくれました.ありがとうございました!
今回の調査チーム

Friday, November 1, 2019

GIS学会@徳島

こんにちは、M1の奥田です!
10月19,20日に徳島で開催されたGIS学会に参加してきました。河川研からは川崎グループのM2の下村さんと知花グループのM1の虎前と僕の3人が参加しました。

会場の徳島大学

僕たちの発表は2日目だったので、初日は他の参加者の発表やポスターを見ました。様々な分野に関する発表が行われており、普段聞くことのない分野のお話も多く聞くことができたので面白かったです。
2日目の発表では初めての学会発表ということで多少緊張しましたが、無事に終えることができました。僕は卒業論文のころから取り組んでいるテーマに関する最近の進捗について発表をしました。

発表の様子

また、今回はせっかく徳島まで来たということで、学会の合間に徳島駅の周辺を散策してきました。徳島駅に来るのは今回が初めてだったのですが、駅前が思ったよりも発展しているのが印象的でした。しかし、駅前広場からすぐのアーケードや駅前から少し離れた商店街では昼間でもシャッターが下りている店が多く、地方都市の衰退が進んでいる様子を感じることができました。

徳島駅前

駅から少し離れた商店街

今回の学会への参加は、これまでの自分の研究内容を整理し、今後の進め方を考えるための良い機会となりました。12月にはアメリカでポスター発表をする予定なので、これからさらに研究を進めていこうと思います!