こんにちは!M1の下村です。二回目の投稿です。
8月のミャンマーに引き続き、9月26~28日の三日間、World Social Science Forum(WSSF)に参加させていただきました。
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フォーラムの会場です!三日間ともいい天気 |
様々なプログラムがある中で、
’poverty’, ’disaster risk
reduction’, ’GIS’など自身の研究と関連したキーワードが含まれているセッションに参加しました。WSSFの発表全体を通じて、社会基盤と社会科学とでは問題の捉え方や解決法が大きく異なることを実感しました。社会基盤のアプローチとしては、物事を大きくとらえ枠組みの策定である一方、社会科学では多くが住民などステークホルダーとワークショップを開催するなど一体となってアプローチしている印象を受けました。
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ポスターセッションの様子 |
またフォーラムでは、先生方の発表だけでなく、主に世界中の学生によるポスターセッションも行われていましたが、そこで少し嬉しい出会いがありました。
私は現在「貧困と洪水の関係」をテーマとして研究を進めようとしています。
WSSFでは自然災害や貧困に関する研究は数多くあったのですが、「自然災害とジェンダー」、「自然災害と看護」や「貧困と環境破壊」など分野の統合の仕方は様々でした。そこで「南アフリカにおいて貧困問題を考慮した洪水マップの作成」という私の研究にとても類似したポスターがあり、その作成者とも話すことができました。私は対象を勝手にアメリカ大陸やアジアに絞っていたのですが、アフリカという思いがけない地域で同様の研究が行われていることが新鮮でした。なお私はGISにより貧困と洪水の関係について分析しようとしていましたが、彼らはGISの解像度が課題だと感じ、ドローンを用いて「生きた地図」の作成を試みているそうです。川崎グループに所属していることもありGISを使うことを当然のように受け入れていましたが、「どういう分析をするために、どのツールを使うか」という主体性が欠けていたなと感じました。
ポスターセッションではこのように、実際に作成者と話し質問もできるという点でとても充実した時間でした。
以上のように、フォーラムを通じて世の中には様々な研究が存在しており、現在私が取り組む課題はその一つにすぎずかつそのアプローチも数ある中で文献調査やGISをツールとして選択しているにすぎないのだと実感しました。今後研究を進めていく中で、自身が用いるツールの利点・欠点を把握し、それらをどのように活用・克服していくかも考える必要があると感じました。
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とても豪華なバンケット |
最後になりますが、Banquetの様子を載せます。とても写真が下手ですが…
始めてBanquetというものに出席したのですが、今回はなんとホテル日航で開催されたので、とても豪華!おいしい食事!たくさん学んでたくさん食べた三日間でした。