Thursday, March 3, 2016

Myin Ywa-Kok ko Canal Field Survey: Tidal Effects on the Lower Eastern Side of Bago River Basin

23 February 2016

Participants:
UTokyo: Dr. Akiyuki Kawasaki, Dr. Shimozono, Dr. Acierto, Masahiro Kambara, Shin Yonehara
JICA: Hiroyuki Okazaki (SATREPS Project Coordinator at YTU)
YTU: Chit Bo Bo Win, Ye Thu Aung (Master’s Student)
Myanmar Irrigation Department: Mr. Ne Myo Htun (Staff Officer, Thannapin Township)

The field survey for Myin Ywa-Kok ko Drainage canal was done using four-wheel drive (4WD) vehicles due to the rough terrain that are inaccessible or difficult navigation for non-4WD vehicles. There were no established road networks for this area. During dry season, the dry waterway bed served as the road access for these areas along the Myin Ywa Kok ko drainage canal. This dry waterway bed is filled with water during the rainy season that becomes waterway transport using boats.


Figure 12. Map of Flood Structures connecting Bago River to Sittang River and Martaban Gulf



Figure 13. Irrigation Department's Irrigation Technology Center (ITC) Office including images from Material and Hydraulic Testing Laboratories
Figure 14. Bridge crossing structures along the drainage canal. Top left image shows the upstream of bridge structure shown at the top right image. Bottom right and left images show wooden bridge structures at the downstream of the bridge structure shown at the top right image.

Figure 15. Showing the end of the drainage canal draining towards the mouth of Sittang River accessible by 4WD only. (Site 4 labeled in Figure 12)

Figure 16. Part of the drainage canal that was closed temporarily during dry season to store water
 After the field survey on the Myin Ywa-Kok ko Drainage canal area, a short visit to the Irrigation Technological Center (ITC) of Irrigation Department was done. A short tour of the facilities was done and short meeting with the Assistant Director of ITC for coordinating and some aid for Shin Yonehara’s research activities during his stay in Myanmar.


Figure 17. Dry river bed used for transportation during dry season in this area showing some pedestrian bamboo crossing structure used during the rainy season. (Site 2 labeled in Figure 12)

Wednesday, March 2, 2016

ハーバード大学Peter先生訪問

こんばんは。ミカイです!

2月21日から29日まで、大学のプログラムでボストンに行ってきました!!
公式的にはMITの学生との交流が目的ですが、
空き時間を利用してボストンにある大学の教授とミーティングすることも可能です。

私は、ハーバード大学のPeter Rogers先生とお会いしてきました!





Peter先生のofficeにて






もちろん右がPeter先生で左がミカイです。




Peter先生は、川崎先生がハーバード時代にお世話になった方で、私の研究の元となる考え方を提唱して下さった方です方です。
Peter先生は半世紀前から国際河川の紛争に取り組み、便益算定モデルを構築して、定量的な便益の算定結果に基づく意思決定を支援してきました。
自分が今取り組んでいることを半世紀も前にやっていたなんて驚きです。
そんな先生に今回お会いする機会をいただくことができました。



今回は自分の研究成果を発表し、フィードバックをいただくという形でアポを取りました。


前のブログにも書きましたが、研究の成果を検証するためにラオスやバンコクで英語で発表をしたり、
国内でも水の専門家に発表を行ってきたので、発表はすでに慣れたものでしたが、
今回の発表は特に緊張ました、、、


というのも、英語圏の本場アメリカでの発表ということや、
偉大な先生の前での発表、そして今回は川崎先生が、いらっしゃらないので、
助けを求められる人がいないという状況だったからです。






それでも、1月のラオス・バンコクでの発表のおかげで、鋼のメンタルが身についたので、今回の発表も何とかやりきることができました。
Peter先生がとても親切に応対して下さったおかげでもあります。

私の拙い英語でも、Peter先生の並外れた理解力で内容を把握して下さり、何とか議論することができました。







さて、肝心の内容の方ですが、主に卒論発表で行ったものを英語化し、さらにRobust Decision Makingの部分をより明確にした形で発表を行いました。



私の研究では、データの不確実性への対処と科学知の意思決定への活用という2つのことを目標にしてますが、Peter先生は、それぞれに対して、ご自身の経験を踏まえて様々な助言を下さいました。


データの不確実性に関しては、本研究ではRDMの考え方を応用していますが、RDMでは、すべてのケースの発生確率が等しいとして計算しており、確率分布にしたがって計算しているわけではありません。
Peter先生は、変数を確率分布にしたがって計算しなければならない、データの質に注意しなければならないとおっしゃっていました。

RDMは、確率分布が特定できないような変数を扱うことに適した手法であり、その部分は説明が甘くなってしまったので、もっとしっかりできていればより建設的な議論ができたかもしれません。


また、意思決定への活用という部分に関しては、取り組み自体には大いに賛同していただき、良い評価をいただくことができました!

しかし、ご自身の経験から、実際の意思決定にはかなり政治的な思惑が反映され、数値シミュレーションに基づいた結果が政治家の権益にそぐわない場合には意図的に活用されないこともあるそうです。

だからこそこのツールは役に立ちうるとも考えられます。
このツールはウェブ上で操作可能であるために、誰でもシミュレーションを行ことができ、結果を共有することができます。
したがって、シミュレーション結果の透明性が非常に高いため、多くの人々が結果を共有することで、一部の政治家の権益のために適切ではない判断が下されることを抑止することができるかもしれません。
また、流域国間の交渉を仲介する立場がこのようなツールを使うことで、全体としての利益が最大となるような意思決定を支援し得るとも考えました。




おそらくもっと素晴らしいこともおっしゃって下さっていたのですが、
如何せん私の英語力があまり良くないので、あまり聞き取ることができませんでした。情けない。。。













今回のボストン訪問では、多くのMITの学生や、ハーバードの教授の方とお話することができました。


これは1年前の自分では考えもつかなかったことです。
もともと英語がかなり苦手で、話すこともそれほど得意ではないので、
英語で外国人と議論をするなんてことは一生のうちにできるのだろうかと思っていましたし、
ましてMITやハーバードといった世界最高峰の大学の方と話す機会なんて一生得られないだろうと思っていました。









ハーバードの象徴的建物?これが食堂らしいです。



入り口の門

Enter to grow in wisdomと書かれています。





何をもって成長というのかわかりませんが、自分の考えを整理し、伝えるということがよくできるようになったと思います。
少なくとも、この研究室に入る前の1年前にはできなかったであろうことが今はできていますし、できるという自負も持つことができています。



ハーバードで学んでみたいですね。






それもこれも、川崎先生のご指導と、人とのつながりのおかげです。
川崎研究室では、人に自分の考えをいかに分かりやすく伝えるか、ということが鍛えられる気がします。個人的な見解ですが、それが哲学であり、そして幅広い領域にまたがる事案に対処するには重要なスキルだと思います。

B3向けになりますが、そんな哲学に共感するかたは是非一度川崎研究室に遊びに来てください!

それではまた。

ミカイ

Bago-Sittang Canal Field Survey: Tidal Effects on Lower Eastern Side of Bago River Basin

22 February 2016

Participants:
UTokyo: Dr. Akiyuki Kawasaki, Dr. Shimozono, Dr. Acierto, Masahiro Kambara, Shin Yonehara
JICA: Hiroyuki Okazaki (SATREPS Project Coordinator at YTU)
YTU: Chit Bo Bo Win, Ye Thu Aung (Master’s Student)
Myanmar Irrigation Department: Mr. Tun Tun Win (Assistant Engineer, Waw Township), Mr. Ne Myo Htun (Staff Officer, Thannapin Township)

An initial meeting with Mr. U Myint Soe (Assistant Director of Bago Area) to coordinate the planned field survey along the eastern portion of Bago River Basin that connects the river to Sittang River and Gulf of Martaban. It was decided that the two-day field survey on these areas was divided into travel along Bago-Sittang canal and Min Ywa-Kok ko Drainage canal. This day was dedicated for surveying the flood control structures along the Bago-Sittang canal.


Figure 6. Locations of the flood protection structures visited along the Bago-Sittang canal

Figure 7. Initial Discussion at Tawa Sluicegate (left) and downstream view Tawa Sluicegate (right) – Site 1 at Figure 6

Figure 8. Myinwha Sluicegate. Top left shows the upstream of sluicegate. Top right shows sluicegate and motor shed for automatic gate control. Bottom left picture shows the sluicegate with the ship crossing structure at the left side. Bottom right picture shows the downstream of the sluicegate. – Site 2 in Figure 6

Figure 9. Aba sluicegate with downstream (right) and upstream (left) sides with manual gate closing mechanisms – Site 3 in Figure 6

Figure 10. Downstream most bridge at Sittang River near the river mouth – Site 4 in Figure 6

Figure 11. Shangaing Sluicegate showing the downstream side (left) and upstream side (right) – Site 5 in Figure 6

Tuesday, March 1, 2016

Tidal Effect Field Survey on Lower Eastern Side of Bago River Basin

This field survey was to check extent of tidal fluctuations in the eastern side of Bago Region as shown below in Figure 1. The focus was primarily on the flood protection structures installed in the area connecting the Bago River Basin to the sea through Sittang River and Gulf of Martaban. The field survey was participated by University of Tokyo (UTokyo) and Yangon Technological University (YTU) with coordination by SATREPS project coordinator at YTU and members of the Irrigation Department. The entire field survey was conducted from February 21-24, 2016.



Figure 1. Map of Field Survey Route for February 21-23 2016 using Motion X GPS tracking application (Number inside the red circle indicates the date of visit)

21 February 2016 

Participants

UTokyo: Dr. Akiyuki Kawasaki, Dr. Shimozono, Dr. Acierto, Masahiro Kambara, Shin Yonehara
JICA: Hiroyuki Okazaki (SATREPS Project Coordinator at YTU)
YTU: Dr. Win Win Zin, Dr. Zin Marlar Tint San, Chit Bo Bo Win, Ye Thu Aung


The first day of the field survey was dedicated for deploying the pressure sensors at three sites (Thilawa port, Yangon port, Excel River View Hotel). This was the same site previously selected and observed during the field survey from 26th to 30th of October 2016.At Excel River View Hotel, a camera observation was also deployed for observation. All of these observations was set to get observations from 22 February 2016 to 24 February 2016.



Figure 2. Left and right images show the deployment a pressure sensor at Thilawa port site
Figure 3. Deployment of camera observation at the nearby tower in Excel River View Hotel site.



Figure 4. View seen from the vantage point of camera observation deployed at Excel River View Hotel site

Figure 5. Deployment of Pressure sensor at Yangon Port site





Saturday, February 6, 2016

DIASソーシャルメディアの開始!

Facebook、またTwitter上に、DIAS公式アカウントを開設しました。
ソーシャルメディアの特性を活かし、プレスリリースや新規データセット公開のお知らせなど、さまざまなDIASの取り組みについてタイムリーに情報を発信していきます。Facebookページへのいいね!またはTwitterをフォローの上、ぜひご活用下さい。

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川崎

Friday, January 22, 2016

現地調査最終日―AITとSEI―

こんばんは。6回目のミカイです。



絶賛卒論執筆中のため、またしても日があいてしまいました。
今回が現地調査の最終回です。

バンコク2日目です。

この日(1月11日)はAITにて教鞭を執っていらっしゃり、メコンについてローカルレベルで活動していらっしゃる日下部先生と、RDMの概念を用いて様々な課題解決に取り組んでいるStockholm Environment Institute (SEI)にてミーティングを行いました!










まずは、AITの日下部先生とのミーティング。





もちろん左が日下部先生です。







今回の調査ではじめて日本語での議論でした。
英語だとこちらから説明する分には何回もやっていることなので
大丈夫なのですが、質問を受けてそれに答えるというやり取りの段階に入ると
なかなかに難しいものがあります。



幸いこれまでお会いした方は皆頭の回転が非常に速い人たちでしたので、
つたない言葉でもなんとか言いたいことを伝えることができていましたが、
やはりどうしても時間がかかってしまいます。



その点、今回は日本語でしたのでいつもよりもスムーズに議論することができました。
それでもところどころ日本語でどのように表現したらいいのかわからない部分があって、
英語ではこういうんだけど、日本語でなんて説明するんだろう??
というようなこともありました。


また、英語で表現しきれなかったものが日本語ならできるかというと
そういうわけでもなかったのです。
これはなかなかに面白い発見で、
思考と言語は相互作用ではなくて、思考の出力手段が言語であるだけで、
言語で思考しているわけではないのだなあと感じました。
つまり、説明しきれなかったことは思考の段階で不十分であり、
言語の巧拙の問題ではないということです。





本題とずれてしまいましたね。
そうはいっても、やはり母国語のほうが議論はスムーズで、
これまでにない意見をいただくことができました。


日下部先生はローカルなレベルでメコンに関わっている方なので、ある意味一番現状を知っている方でした。
やはり人間は自分の利益が最も大切ですので、
全体での利益が大きくなることよりも、自分が関係しているセクターへの影響がどうなのかということが大切です。



ダム開発の場合、受益者は都市部の人間で、損益を被るのは地方の人間という構図になることが多いそうです。
もちろんダム建設地周辺の住民への補償はありますが、その算定が不十分であったり、
そもそも補償を受けられないというケースもあるそうです。



私のツールでは流域全体での便益がいかに大きくなるかというレベルしか結果として表現していないのですが、
これをセクターごとに(例えば、農業・漁業・航行ごとに)その影響がどうなるのかを提示できるようにすれば、
少なくとも、大きな利益が出る分野から、損益が大きな分野に補償をまわすといった議論が可能になるというご意見をいただきました。



それはその通りだなと思いつつも、全てをひとつのシステムでまかなうことはできないので、
明確にターゲットを絞り、対象箇所ごとに適したシステムを構築し、それを連動させるような統合的なシステムも必要だなと感じました。





日下部先生はとても元気な方でした!












さて、日下部先生とのミーティング後はAITを離れ、バンコク市内に向かいました。
SEIはバンコク市内のどまんなかにあるチュラ大学というタイでトップの大学の敷地内にそのオフィスがあります。






このチュラ大学は、いうなれば日本で言う東大のような位置づけのトップ大学です。
それにもかかわらず(?)キャンパスは非常に広大で、しかもバンコク市の中心部にあるのです。
日本で言うなら、渋谷のど真ん中に東大の何倍もの敷地を保有しているというような状況です。



大学の目の前はこんな感じでした


校内の池です。



広大な敷地です。




バンコク市内についてからSEIのミーティングまで少し時間があったので、
このチュラ大学を散歩しました。




ここで驚いたのが、大学生が皆制服を着ているのです!!
こちらの感覚からしてみると中学生にしか見えません。
しかも、東大と同じように幼い感じの容姿の学生が多く、
いっそう中学生にしか見えませんでした。
(失礼にあたりそうなのでさすがに写真は撮れませんでした。)





大学生にもなって制服を着なければならないなんて、
ずっと私服校で育った筆者にとってはとても考えられないことです。
もし東大も制服だったらそれだけの理由で絶対に行かないでしょう。





それはともかく、キャンパスは非常に広大で、
のんびりとした空気が流れていて、
殺伐とした本郷キャンパスとはまったく雰囲気が違いました。
制服制度さえなければこんなところでのキャンパスライフも悪くないなと思いました。











暇をつぶし終えると、いよいよ最後のミーティング先であるSEIに向かいました。
そもそもこの研究でRDMの概念を取り入れるきっかけになったのも、
このSEIが出したレポートでした。

正確にいうと、SEIではRDMの概念を独自にアレンジし、RDS(Robust Decision Support)という形にしていました。
RDSではRDMに比べて、プロジェクトに対するステークホルダーの参与を重視し、参加型のワークショップを開くことで、鍵となる要素を抽出します。
そして抽出された要素における不確実性を考慮するために多くのシナリオを生成し、
脆弱性を分析します。





RDMに関する解釈が間違っていたらどうしようとか、
この研究にRDMを適用する意味がないとか言われたらどうしようかと思っていましたが、
非常によい評価を得ることができました。

ただ、グラフによる表現の仕方にはまだまだ改善の余地があることも指摘していただきました。
表現の仕方の例として、Heat Map と呼ばれる図を見せていただきました。



画像がよくなくてすみません。




横軸にパラメータ、縦軸にはシナリオなどを設定し、それらが構成するマトリックスの
セルの色で基準を満たしているかどうかを表現するというもので、
視覚的にすぐ理解することができ、とても参考になりました。






SEIには世界各国から集まった優秀な人材が働いており、
とても刺激的な空間でした。
国際NPOという生き方も一つの選択肢にあるなと思いました。





左から2番目の女性と4番目の男性はなんと東大出身(留学生)でした!







これにて今回の現地調査の全日程が終了しました。






計6回ものミーティングをこなしたことで、
鋼のメンタルを手に入れることできました。



何の根拠もありませんが、なんとなくどんなプレゼンでもどうにかできるような自信がつきました。
加えて、大切なのは自頭の思考力であり、表現ツールの巧拙ではないということも分かりました。

もちろん英語を流暢に話せるに越したことはありません。
しかし、中身のないことを流暢に話してもしかたありません。
むしろ、片言でもいいので、中身のあることをなんとか伝えるほうが大切です。
そのとき、形があることは本当に便利です。
目に見える形さえあれば、それがしっかりとしたものであれば、
賢い人たちはそれだけで理解してくれます。


まあそれに甘えていてはだめなので、これからもっとしっかりと
英語は勉強しますが!











最終回はやや真面目な内容でしたが、
このような機会を得ることができ、川崎先生をはじめお世話になった方々にはとても感謝しております。




また、川崎研究室に興味のある方は、是非コンタクトをとってください!!
とても素敵な経験をすることができると思います!




それではまたいつか。



P.S. メコンの名をもつタイのウィスキー!タイに行った際にはぜひお試しあれ!



Sunday, January 17, 2016

現地調査5日目―バンコク初日―

こんばんは。またしてもミカイです。



しばらく間が空いてしまいましたが、今回も現地調査についてです。
今回からはバンコク編です!!






1月9日の深夜のフライトでビエンチャンからバンコクに移動しました。

ビエンチャン―バンコク間は飛行機でたった1時間なんです!
しかも時差なしですから日本人の感覚からすると国際線とは思えません。



さて、バンコクは今回が初めてでした!
そんなバンコクの第1印象はと申しますと、とにかく大都会!!



ラオスのあとということもありますが、想像以上に、というか全く想像していたレベルとは違うものでした!






小学生や中学生のころ社会の授業で習ったタイのイメージはまだまだ途上国のイメージがあったのですが、実際のバンコクは超大都会でした。











バンコクではアジア工科大学(通称AIT)に宿泊しました。
AITは川崎先生が以前教鞭を執っていたところで、現在でも東大のOfficeがあります。







様々な国が出資して設立された大学で、アジアを中心に世界各国から生徒が集まってきていて、とても刺激的な雰囲気でした。
我々の川崎グループも、先生を含めてようやく日本人と留学生の人数比が1対1という国際色豊かなグループでありますが、AITは本当に多くの国から学生が来ている国際大学で、こんな環境で勉強するのもとても楽しそうだなと思いました。













食堂は世界各国の料理が楽しめます!!









こんな大きな実験施設もありました。








さて、この日(1月10日)はインタビューの予定がなかったので、1日バンコク市内を探検してきました。
しかし、そこはCivil Engineerの卵。ただ観光名所を回るなんてことはしません。
観光名所って結局見て終わるだけで、あまり面白くないことが多いというのが実感です。
むしろ現地の雰囲気を味わうために、あえてガイドブックも地図も持たずに歩くと楽しかったりします。


とはいいつつも、さすがに1箇所くらいは観光名所に行こうと思い、Wat Phoという名前だけを仕入れて出発しました。









AITはバンコク市内から車で1時間ほど北へ行ったところにあるので、バンコク市内に出るためには、バスに1時間ほど乗らなくてはなりません。
このバスが日本では考えられないようなシステムなのです!


まずは、時刻表が存在しません!!
バス停には、止まるバスの系統だけが示してあり、それが何時に来るのか、一日何本運行しているのか、どのルートを通るのかという情報はバス停では一切手に入りません。人づてに聞くか、バスの運転手に直接聞くしかないのです。








私の場合は川崎先生から事前にバスについての情報を仕入れていたので、何とかバスに乗ってバンコクまで行くことができました。


時刻表がないので、とにかくバス停で待っているしかありません。幸い、私は15分ほど待っただけでバスが来ました。
バスに乗ると、車内にはPASMOをタッチする機械なんかもちろんないですし、乗車券を引いたり、お金を払ったりする機械もありません。


じゃあどうするかというと、集金係りの人が運転手のほかに乗っているのです!そして、彼女(たまに男性)たちは、乗車してきた客一人ひとりに行き先を尋ね、それに応じて料金を請求してきます。
タイ語で話しかけてきたので、私は何をいてるのか全く分からず、とにかく目的のバス停の名前だけ伝え、適当に多めにお金を渡して、何バーツかが返ってきました。
おそらく23バーツくらいだったと思います。そのときのレートは1バーツ4円弱くらいでしたので、1時間もバスに乗ってその程度の運賃ですから、かなり安いです。



そしてバスの運転の荒いこと荒いこと、ほとんど停車することはありません。乗客がいようが降りる客がいようが速度を緩めるだけで、人々は動いているバスに飛び乗ったり、飛び降りたりします。
いやいや恐ろしい。



モーチットというバス停まで行くと、そこからは地下鉄やスカイレール(高架橋を走る電車)に乗ることができます。
この日は天気がとてもよかったので、スカイレールに乗ることにしました。スカイレースのチケットの券売機はコインしか使えず、お札しかもっていなかった私は窓口で切符を購入しました。窓口には長い列ができていて、不便だなあと思いました。
しかも、よく分からないのですが、たまに両替だけして、あとは券売機で買えといわれている人もいました。両替機置いておけばいいのに。それ程治安はよくないのでしょうか。









そんなこんなで、スカイレールでバンコクのショッピング街に行きました。
そこには東京と全く同じような光景が広がっていました。バンコクは大都会です。







そんなものには興味はなかったので、駅に戻り、次はチャオプラヤ川を目指すことにしました。
電車の路線図に川らしき絵があったので、とりあえずその近くの駅まで行けば川につくだろうと思い、適当に電車に乗りましたが、本当に簡単に川に行くことができました。









チャオプラヤ川には、観光船が5分に一本くらいの間隔で運行しており、川沿いの様々な観光スポットに接続していました。幸い、Wat Phoも簡単にいけるようで、そこまでいきたいといったら、40バーツ請求されました。

え、それだけでいいの!?
東京の感覚だと、隅田川の船なんか1000円くらいした記憶があったので、それなりの額を覚悟していたのですが、本当に安い!
世界屈指の観光都市であることも納得です。



船には主に欧米から来た観光客が乗っており、アジア人は僕だけでした。
チャオプラヤ川はお世辞にもきれいとは言えず(隅田川のほうがまだきれいなくらい)、川自体の魅力はそれ程感じませんでしたが、川沿いに広がる風景はとても美しく、安いし、楽しめるし、すばらしい交通機関でした。







乗船して20分ほどで、Wat Phoの最寄の船着場に着きました。
目的の寺院は目の前にあり、外国人は100バーツで入ることができました。
これも安い!



寺院の入り口には、仏陀のお面をつけたり、仏陀のお土産を買うことは無礼に当たるのでやめなさいという警告があり、とても興味深かったです。












Wat Phoといえば、有名な涅槃仏ですね。
いやあ大きかった!
そしてくつろいでいらっしゃいました。

くつろいでいるとは失礼かもしれませんね。涅槃仏は、全ての教えを説き終えて入滅しようとしている姿を表しているそうです。
ですからくつろいでいるわけではないのかもしれません。




涅槃仏は観光客向けという感じでしたが、この本殿(?)のようなところの仏殿では祈りをささげている人が多く、私もジャパニーズスタイルでお祈りして参りました。










祖母の実家の仏壇のような香りがしました。




















さて、寺院のあとは、何も考えずに直感で街を歩き回りました。
タイ王国で、街のあちこちに国王の写真が飾られていました。
ついつい顔を覚えてしまいました。











適当に街を歩いていると、水路を利用した水上交通機関を発見しました。
どこに行くのか聞いてみましたが、何を言ってるのか全く分からず、それでも乗ってみることにしました。
この船がとてもとてもよかったです。
地元民や学生が利用していたり、通な観光客が利用していました。
料金はたったの9バーツでした!日本円で35円くらいです。安すぎる!










私は船の端のほうの席に座ったのですが、水路の汚い水が顔にかかるかかる。
スプラッシュマウンテンなんかよりもある意味でとてもエキサイティングでした。










料金はこのように、専門の少年たちが運行中に船の縁から集金に来ます。
日本では安全上絶対にありえないようなシステムですね。
このあたりは少し途上国感が残っていて、とてもわくわくしました。




船を下りた後は、また適当に歩きながら、地下鉄の駅を探し、地下鉄にのってバス停のある駅まで戻りました。
地下鉄プロジェクトは日本が大いに関係していたようです。








そのバス停の隣には広い公園があり、市民が写真のようにくつろいでいました。
南国のとても気持ちのよい夕暮れでした。












気持ちいいなあと思って写真を撮りながら公園を歩いていると、どこからともなく音楽が流れてきました。時計を見ると午後6時。
日本の田舎で流れる5時のチャイムみたいな何かの曲かなと思いながら歩いていると、先ほどまでのんびりしていた人々がなにやら私を怪訝な顔で見つめていることに気づきました。



あれ?なんか変?おれ?





違和感を持って、あたりを見回すと、ごろんと横になってくつろいでいた人々が皆起立して静止しているではないですか。


これは何事??


0.1秒くらい困惑しましたが、そこはさすがの東大生。
「6時ちょうど、音楽、起立、王国」
これらのキーワードが即座に結びつき、午後6時は国王に敬意を示して起立して国歌を聞く時間なのだと理解しました。





郷に入っては郷に従えということで、写真を撮りたい気持ちをぐっとこらえ、私もなんとなく敬意を表している雰囲気をかもし出しました。

とても貴重な体験をすることができました。








バンコクの初日はこのように終わりました。
今回はただの旅行記になってしまいましたが、
次回は真面目にインタビューを中心に書く所存です。

次の日(1月11日)は、AITでメコン関係のことでコミュニティレベルで活動している日下部先生と、Stockholm Environment Institute (SEI)にてインタビューを行いました。

次回のブログで詳しくお伝えします。
それでは。