Tuesday, November 15, 2022

EcoBalance国際会議で発表しました

 こんにちは。川崎グループM2の五十川です。

先日10/31~11/2に福岡で開催されたEcoBalance国際会議に,Hanさんと僕と参加してきました。今回はそのレポート日本語版です。

そもそもEcoBalance国際会議とは日本LCA学会が主催する国際学会で,ざっくり説明すると持続可能な社会の構築のために,採取から運用,リサイクルや廃棄といった資源のライフサイクルアセスメント(LCA)に関する様々な研究を取り扱っています。川崎グループで最近取り組み始めたテーマであるため,川崎先生自身もこの学会は初めて参加されるとのことでした。。

看板の前で

個人的に対面学会は初だったため,九州大学や東京理科大学,立命館大学など他大学の学生や各企業・研究所の研究者との交流が行えたのが大変意義深いものだったと思います。なお東大工学部に限っても,都市工・化シス・精密など幅広い領域から参加しており,他学科の研究が具体的に知れるまたとない機会でもありました。ただ社基からの参加は珍しく,こんな研究も社基ではやっているんですね~と言われることも(どこ研究室ですか?と訊かれて???となることもしばしば…笑)。それほど多種多様な分野からの発表が行われていました。

そのため,我々が取り組む研究以外にもライフサイクルや地球環境問題に対する新たな視点を得られたのは大きいと思います。現在私が手法として扱っている産業連関分析に関する研究はもちろんのこと,特定の生産業に焦点を絞って生産から消費までのCO2排出量評価や,政策決定や資金調達等実際の運用に際する課題について,専門的な部分まで知ることができました。

東大IFIも関わるGlobal Commons Stewardship index(GCSi)についての発表の様子

またポスター発表では,日本の食糧産業が海外に間接的に与える地球環境負荷の評価といったテーマで発表しました。対面の学会発表は初なので緊張していましたが,多くの人と深い議論を行い,様々なアドバイスを受けたり,この研究おもしろいね!と言われたりなど,実りのある経験になったと思います。

ポスターの前で

今回の国際会議では著名な研究者とお話しする機会もあり,学会を通して刻一刻と迫ってくる修論完成に向けて非常にいい刺激になりました。心を入れ替えて頑張りたいと思います。

おまけ:Banquetでの忍者ショー。海外の方には大ウケ
でした



No comments:

Post a Comment