Tuesday, November 19, 2019

ミャンマーでの聞き取り調査(4ヵ月ぶり5回目)

こんにちは! M1の奥田です。
10月27日から11月4日までミャンマーのバゴーで調査をしてきました。早いものでミャンマーに行くのは今回で5回目です。

今回の目的は過去の洪水による浸水被害や農業への被害についての調査を行うことでした。調査の際にはヤンゴン工科大学(YTU)の学生に協力してもらい、住民への聞き取りを行いました。
調査の様子
調査を行った10月末はすでに乾季のため、本来であれば雨は降らないはずですが、今回の調査の時期にはベンガル湾で低気圧が発生していたようで夕方ごろに強い雨に降られることが多かったです。そのため、聞き取り調査中に雨に降られることもありましたが、雨宿りをさせてくれるだけでなく、お菓子を出してくれる家もありました。ミャンマーには優しい方が多いです。

雨宿りをしているときに出してくれたお菓子

また、今回は調査が早めに終わった日に、バゴー唯一のショッピングモールに行ってきました。ショッピングモールの中はかなりきれいで、上層階にはカラオケや映画館もありました。想像していたよりも立派なショッピングモールだったので驚いたとともに、ヤンゴン以外の地域もだんだんと発展してきている様子を感じることができました。

ショッピングモール内部の様子

各フロアの説明

上層階にはテラスがあり、バゴー市街を見渡すことができました。遠くにはパゴダ(仏教寺院)も見えています。


このような調査は現地の方の協力なしでは行うことができないものであり、毎回の調査に献身的に協力してくださるYTUの方々には感謝してもしきれません。今回もありがとうございました!

調査を手伝ってくれた方々との記念撮影

Monday, November 18, 2019

徳島初上陸!

こんにちは!M2の下村です。私も奥田と同じく、徳島市で開催されたGIS学会に参加させていただきました。タイトルの通り私にとって徳島訪問は初であり、刺激の多い出張でした。今回はGIS学会と徳島での思い出について書いていきたいと思います。

①GIS学会
初めての学会での発表ということもあり結構緊張していたのですが、今回のGIS学会は比較的こじんまりとした学会で学生による発表も多かったためリラックスして臨むことができました。

発表する虎前

こんな感じで普通の教室での発表でした。しかし聞いている方は他分野の方が多く、質疑応答ではいつもと異なる角度からのコメントをいただきとてもいい勉強になりました。
またGIS学会では農業や観光といった全く違う分野の発表も多く、私も興味があったのでいろいろな教室に行ってみました。しかしある教室ではプロジェクターの不具合からかスライドの3/4ほどしか投影されないというハプニング…。大事な結果の部分が映し出されないことも多く、発表している方々も少しテンションが下がっているようでした。ある意味自分の発表より印象に残りました。

②徳島市と徳島県
続いて徳島について。
徳島市は想像以上に河川が身近な都市でした。

徳島市の河川

こんな感じで河川沿いにデッキがあり、地元の中学生がたむろしていました。しかし、徳島市で感じたこと、それは市内に観光スポットが少ない…!

徳島県観光マップ
(出典:http://www.fukupon.com/leisure/kankou/
徳島といえば渦潮や大歩危・小歩危、祖谷が有名かと思いますが、すべて徳島市から離れている&徳島市に入らなくてもこれらの観光スポットに行ける(はず)。私の独断と偏見によるかとは思いますが、四国を観光する際はどこか一つの県に行くよりも複数の県を周遊することが多そう。徳島県に観光する人自体は多くても、徳島市で宿泊する人は比較的少なくなってしまうのかなと思いました(松山市と比較すると、徳島市では宿泊施設が少ないような気もした)。
県内の観光施設を生かしつつ、市内での宿泊などを増やす工夫をして徳島市に人が集まるようにすればより活気あふれた街にならないかな、と思った徳島出張でした。

変わりつつあるもの,変わらないもの


こんにちは!M1の西原です.
10月末から1週間ほど,ミャンマーのバゴーで調査を行ってきましたので,その時の様子を紹介したいと思います.

今回は自身4度目のミャンマー出張だったのですが,今回は1週間すべてバゴー周辺の農村部でのアンケート調査となり,農村部の人々の暮らしに多く触れることができました.
そのなかで,今回は「変わりつつあるもの」と「変わらないもの」に分けて農村部のいまの暮らしを少し紹介したいと思います.

下の写真は,収穫したイネの高さを測っているYTUの学生の写真です.今回の調査の目的は,詳しくは言えませんが過去の洪水と今年の洪水の被害規模の比較を行う,というものでした.被害規模は家屋の被害と水田の被害に分けられますが,今回の調査では8年前の洪水や昨年の洪水を受けて家屋を木造からコンクリート造に工事を行ったという世帯が多く,また水稲についても洪水に強い品種(?)に変えたという話もありました.
このように,洪水が起こるたびに人々は洪水に対して被害を最小限に抑えられるようハード面の対策を徐々に変えつつあることがよくわかりました.
イネの高さを測る
続いて,下の写真はバゴー周辺の農村部の小さな商店で撮った写真です.KBZ-Payは銀行口座と連携してQRコード決済を行うシステムらしく,4か月前に訪問したときは全くなかったものが町や村のいたる商店で見かけられました.ここまでのスピードと規模で広がりを見せているということは,政府などによる強権により行われているのだろうと推測しましたが,実際その通りでなかなか使用には至らず,評判も悪いとのことです.

ミャンマーの田舎にもキャッシュレスの波が

下の写真はSanwin Makinとよばれるミャンマーの伝統的なケーキです.こちらはとあるお宅でアンケート調査を行ったときに作っていたもので,写真には写っていませんが薪を組んで蒸すという伝統的な方法で調理が行われていました.味はいかにもセモリナ粉を使ったものらしい味がしました.この味は,電気を使って調理すると出せない味なのでしょうか...

ミャンマーの伝統的なケーキ,Sanwin makin 

今回の調査ではYTUの学生に大変お世話になりました.彼らは毎日1時間以上かけてヤンゴンからバゴーまで調査に来ていただき,酷暑のなかの調査でもほとんど文句を言わず明るく接してくれました.ありがとうございました!
今回の調査チーム

Friday, November 1, 2019

GIS学会@徳島

こんにちは、M1の奥田です!
10月19,20日に徳島で開催されたGIS学会に参加してきました。河川研からは川崎グループのM2の下村さんと知花グループのM1の虎前と僕の3人が参加しました。

会場の徳島大学

僕たちの発表は2日目だったので、初日は他の参加者の発表やポスターを見ました。様々な分野に関する発表が行われており、普段聞くことのない分野のお話も多く聞くことができたので面白かったです。
2日目の発表では初めての学会発表ということで多少緊張しましたが、無事に終えることができました。僕は卒業論文のころから取り組んでいるテーマに関する最近の進捗について発表をしました。

発表の様子

また、今回はせっかく徳島まで来たということで、学会の合間に徳島駅の周辺を散策してきました。徳島駅に来るのは今回が初めてだったのですが、駅前が思ったよりも発展しているのが印象的でした。しかし、駅前広場からすぐのアーケードや駅前から少し離れた商店街では昼間でもシャッターが下りている店が多く、地方都市の衰退が進んでいる様子を感じることができました。

徳島駅前

駅から少し離れた商店街

今回の学会への参加は、これまでの自分の研究内容を整理し、今後の進め方を考えるための良い機会となりました。12月にはアメリカでポスター発表をする予定なので、これからさらに研究を進めていこうと思います!

Wednesday, October 16, 2019

初めてのミャンマー

はじめまして!
生産技術研究所・沖研究室所属の佐野太一です。
投稿が遅くなってしまいましたが、6/12~6/17に川崎先生のご厚意で参加させていただいた、ミャンマーの現地調査の報告をさせていただきます。
12日は移動日だったので、実質的な活動初日である13日にはヤンゴン工科大学(以下YTU)に訪問しました。YTUではキャンパス内を見学したのち、YTUで社会基盤を学ぶ学生と貧困問題に関するワークショップを行いました。私は同期の石川くんとともに少人数セミナー「貧困問題への社会基盤の貢献を考える」で読んだ本を紹介しました。私の担当した本は『Poor Economics: A Radical Rethinking of the Way to Fight Global Poverty』です。
実はこの本すごいんです!
Poor Economicsは2011年にMITの経済学者であるアビジットバナジーとエスターデュフロが書いた本で、2019年現在では一昔前の本という感じですが、貧困問題を技術的な観点ではなく社会心理学や行動経済学的な観点から議論しています。最近では日本でも政策決定の場面などでNudgesをはじめとした社会心理学的なアプローチが注目され始めていますが、2011年の段階でそういったアプローチに注目して貧困問題を議論しているというのは本当に先見の明があるなあと思います。しかも著者のお二人はちょうど一昨日(2019/10/14)、ノーベル経済学賞を受賞されました。貧困問題の文脈に厳密な統計的実験手法を導入した功績が認められたそうです。『Poor Economics』は日本語訳も出ているので皆さんも是非、この機会に読んでみてください!


                     YTUでの発表の様子


本の紹介が長くなってしまいましたが本題に戻りましょう。
14日から17日までは川崎研究室の先輩方の調査の手伝いとして、ヤンゴンとバゴーの農村部の調査にも参加させていただきました。調査方法は住民の方にインタビューを行うというものでしたが、どの住民の方も快く家に上げてくださり、丁寧に色々なお話を聞かせてくださいました。もちろん我々はミャンマー語はわからないので調査にはYTUの学生が同行し、通訳してくれました。
私はこういったインタビュー調査をしたことがなく、またアジアのいわゆる貧困地域にも訪問したことがなかったので今回の調査では初めての経験も多く緊張していましたが、住民の方々も、YTUの学生も皆さん本当に優しく、快く調査を手伝ってくださったので良い経験になるだけではなく、本当によい思い出にもなりました。
                                                                                           調査の様子

ここまでワークショップや調査について書いてきましたが最後に少しだけミャンマーの食事についても書きたいと思います。ミャンマー料理というと皆さんどんなものを思い浮かべるでしょうか?正直、私はミャンマー訪問の前には全くイメージがなかったです。それどころか過去にパキスタンでお腹を壊し一ヶ月間下痢に苦しめられたという非常ににがーい経験もあり、少し食事を恐れていました。パキスタンでの失敗は調子に乗って屋台の食べ物を食べるなど危機管理ができていなかった自身の責任ですが...。(苦笑) しかしミャンマーの食事どれも本当に美味しかったです。イメージとしてはタイ料理と中華料理の中間のような感じでスパイシーかつ油っこい料理で刺激たっぷりですが、そういった食べ物が好きなら最高です。
ドリンクはアボカドジュース(!)

最後になりましたが、今回の貴重な経験をさせてくださった川崎先生、川崎研究室の皆様、またミャンマーで親切にしてくださったYTUの学生や住民の皆様、ワークショップをお手伝いいただいたJICAの皆様、本当にありがとうございました。

最後までお読みいただいた皆様もありがとうございました!

生産技術研究所 沖研究室
B4 佐野太一









Sunday, August 11, 2019

はじめての海外現地調査



はじめまして、生産技術研究所・山崎研究室B4の石川です。
この春学期に川崎先生が主催する少人数セミナー「貧困問題への社会基盤の貢献を考える」を受講し、川崎先生のご厚意に甘え、6/12~6/17にかけてミャンマーへの現地調査へ参加させていただくことになりました。私にとって、はじめての海外での現地調査でしたが、非常に有意義な経験になったので、ここで少し紹介させていただければと思います。

他の先輩方も既に紹介をしていますが、現地調査に乗り出す前の6/13に、ヤンゴン工科大学(YTU)の学生と貧困問題に関するワークショップを行いました。私はここで、少人数セミナーで事前に学習したロバート・チェンバースの「Rural Development」という書籍を紹介させていただきました。YTUの生徒と貧困について議論をしつつ、文化や暮らしの違いから来る視点や意見の違いなどを学ぶことができたのは興味深かったです。

ワークショップの様子
聞き取り調査:通訳をしてくれたYTUの生徒には頭が上がりません



6/14はヤンゴン郊外、6/15~17はバゴーに移動して、それぞれの場所で農村での聞き取り調査を行いました。最貧層の人々ほど危険な地域に住んでいること、洪水等の災害が貧困を加速させていることなど、書籍の内容を実際の経験を通して確認できた一方で、書籍を読むだけでは知ることができなかったことも多く発見できました。ミャンマーでは、軍事政権が崩壊した2011年以降、ここ数年でモータリゼーションが急速に進行し、人々の生活もそれに合わせて急速に変化したそうです。その急速な変化の代償として、都市部と農村部の格差拡大や深刻な環境破壊が問題となって現れてきていると感じました。このような問題は、ミャンマーの発展段階を知った上で、実際にその場を訪問しなければ知ることも注目することもなかったことかもしれないので、現地を訪問することの重要さを痛感しました。また、それ以上に、現地を訪れてその場で生きる人々の生の表情を見て話を聞くことは、知識を得ること以上に心に響くものがあり、貧困問題を解決していきたいという想いがより一層強まりました。


最後に、ワークショップや聞き取り調査、観光などを通して、YTUの学生たちと文化的・社会的な交流を深めることができたことを心から嬉しく思います。これからも彼らとの繋がりと大切にし、より強固な関係を築いていけたらと思います。
そして、貴重な経験をさせてくださった、川崎先生、ありがとうございました!!


Friday, August 9, 2019

しろうとのミャンマー訪問

はじめまして,本郷土質・地盤研M1の新名です.
このたびは川崎先生が主催する少人数セミナーの一環として,6/12~6/17でミャンマーに行ってきましたので,簡単に報告いたします.

6日間のうち,はじめの2日はヤンゴン工科大学(YTU)の学生と合同でワークショップを開いて,貧困が社会基盤にどう貢献できるか?というテーマについて議論をしました.残りの4日はすでに記事を書いている下村さんと奥田くんの研究を少しだけ体験させてもらいました.

一緒に行った方々は川崎研の人が中心で,土を専門にしている人は私だけでした.なので少し緊張していましたが,YTUの学生もとてもフレンドリーに接してくれて心がほぐれました.

ディナーの後にみんなで.ミャンマー人はセルフィー大好き


後半の調査ではひたすらアンケートを取りに世帯を一軒一軒回っていましたが,みなさん見ず知らずの私たちにとても親切に協力していただけました.YTUの方が現地語でコミュニケーションをとってくれるため,私は特になにかできるわけでもなく,聞きたいことがあった時だけ英語を介してYTUの方に通訳してもらっていました.でも言葉が通じないなりにも子供とじゃれてみたり,アイコンタクトをとってお話を聞いているという意思表示をしてみたり,できることもあります.いるだけのでくの坊にはならないように気を付けていました.

最終日には調査地域よりもより郊外にある農村地帯を訪問して,簡単に街並みを眺めてみました.川?ため池?とにかく水のたまったすぐそばにも家が乱立していて,地理的に脆弱な場所に家を建てて住まざるを得ない人々から事情を聞いてみたりしました.意外にもその環境をストレスに思っていないように見えましたが,それは部外者である我々に心を開いていなかったなのかもしれません・・・

最終日の訪問にて.帰り道が水没していました

最後になりましたが,ゼミにいただけの私をミャンマーまで連れて行っていただいてありがとうございました.自分の研究室とは全く違うアプローチや文化にいい意味での刺激を受けることができました.またお世話になることがあれば,よろしくお願いいたします.